妻と男の物語


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芙美子の秘密①

[3998] 芙美子の秘密① 角笛 投稿日:2008/05/31 (土) 21:55
(プロローグ)
 三週間後に柏木孝太郎との結婚を控えていた吉村芙美子は、呑み慣れないアルコール
に苦慮していた。課で催してくれた自身の送別会ゆえに酒を断るわけにもいかず、
かなり酔いがまわっていた。結婚を機に退社することを決めていたので、この宴会で
最後という気持ちが、芙美子を大胆にさせていたのかもしれない。
 細身でスラリと身長が高く、それでいて胸や腰には適度なボリュームの肉がついた
メリハリボディの芙美子は、男性社員の人気の的であった。
瓜実顔の愛らしい美人で、ゆるやかにウェーブのかかった長い黒髪の芙美子は、
その性格の良さもあって女性からの人気も得ていた。
 体が熱く、だいぶ眠気を催してきていた。切れ長の目がトローンとしてきて、
いまにも閉じようとしたとき、一年後輩の安西環が声をかけてきた。
「芙美子先輩、眠ったらダメですよ。今日は主役なんですから。アーン、目を閉じたら
ダメですよ。もー」
 環の声は耳に届いているのだが、襲い来る眠気に抗う術を芙美子は失いつつあった。
相談したいことがあるので、という環の申し出を受け、今晩は彼女の部屋に泊まる約束を
していた芙美子であったが、眠ってしまっては話もできなくなる。帰途についた際にも
お荷物になってしまうという心配もあったのだが、睡魔には勝てそうになかった。
「アーン、ダメですよ、芙美子先輩。今日は話を聞いてくれるって約束なのに……」
 少し脱色して茶色みを帯びた縦巻きロングの髪を指先で弄びながら、
環はため息をついた。芙美子よりもやや小柄な環はスリムな体形をしていたが、
体形のわりに胸はけっこう大きかった。アーモンドの形をした瞳には精気が宿っており、
活発な性格と相まって同期社員からの人気も高かったが、環自身は一年先輩の芙美子と
気が合うようで、実際とても慕っていた。
 目の前を通り過ぎようとした男二人を環は呼び止めた。
「あっ、桂木くんと堀田くん。帰りに付き合ってよ。……違うわよ……。芙美子先輩を
私のマンションへ連れて帰るのよ。手を貸してってお願いしているのよ」
 環に呼び止められた二人は、最初イヤな顔を見せたが、用事が吉村芙美子の介抱に
係わるとわかるやいなや、表情が明るくなった。
「アーン、ダメよ、変なこと考えたら……。芙美子先輩は三週間後に結婚されるんだから。
わかってるの?」
 二人は、ハイハイ、と頷いた。
桂木啓佑、堀田学は、安西環と同じ23歳。三人はともにこの4月で満一年を迎えた
同期であった。入社満二年の吉村芙美子24歳の一年後輩であった。
桂木は中肉中背で優男タイプ、堀田はガッチリした体形の筋肉質タイプで関西出身。
安西環とはわりと仲の良い同期であった。
「送別会がお開きになったら逃げたらダメよ。ちゃんと手伝ってよ」
 環はしつこく釘を刺した。

(1)
 安西環のマンションは地下鉄を使えばそう遠くない距離にあった。
最寄の駅へ向けて環が先頭を歩き、桂木と堀田が芙美子を挟み込むように支えながら
後に続いた。
「あなたたち、芙美子先輩の体に触れることができて得したと思ってるんでしょ。
ダメよ、変なこと考えたら」
「何ゆうてるねん。わしらが何考えるっちゅうねんや。変なこと言わんといて」
 堀田が顔を赤くして環に抗議した。顔が赤いのは酔いも含まれているようであった。
「しかし、吉村先輩は爆睡状態だねェ。大丈夫かなあ?」
 力が抜けているため、骨がなくなったように柔らかい芙美子の体の感触に満足しながら、
桂木がつぶやいた。酔っ払いを運ぶのは一般的に面倒くさいことであったが、
芙美子なら別格であった。彼女に触れるチャンスなんて、そうめったにあることではない。
ましてや、三週間後に結婚して人妻になる女性であるから、このような機会は最後かも
しれないのだ。

 もうすぐ駅に着くというところで環の携帯電話が鳴った。着信先を確かめてから、
環は折りたたまれた携帯をおもむろに開き、通話を開始した。
「もしもし……うん、わたし……。何さ?……。えっ、そうなの……。ホント!?
わかった、すぐに行く……。うん、じゃあね……」
 素早く携帯を閉じると、環は桂木と堀田に向かって口を開いた。
「桂木くん、堀田くん、ゴメンね。用事ができちゃった……。彼とケンカしていんだけど、今電話で謝ってきたの……。俺が悪かったって……。直接会って謝りたいからって……。
ゴメンね、わたし、すぐに彼に会いにいきたいの。すぐによ!」
 桂木と堀田は口をポカンと開いて、ただ、環の言葉を聞いていた。
「……もともと、彼とのことを芙美子先輩に相談したかったのだけど、
もう解決しちゃったわ。ということで、ゴメンね。あなたたちだけで芙美子先輩を家へ
送り届けてちょうだい。頼んだわよ。ねっ、ねっ。ホントごめんなさいね」
 一歩的にまくしたてると、環は自分ひとりだけ地下鉄のホームへと降りて行った。

 とり残された桂木と堀田は、芙美子の体を支えながら、しばし呆然と立ち尽くした。
「安西のやつ、無責任だよな?」
 と桂木。
「ああ、信じられへんわ。ほんま、自分勝手なやつやなあ」
 と堀田。二人は、鳩が豆鉄砲をくらったときのような互いの顔を見合わせて苦笑した。
「安西はけっこうな美人でエエ体してるけど、やっぱり彼がおったんやなあ」
「おまえ知らなかったのか? 安西の彼氏自慢は、けっこう有名な話だぜ。
ところで堀田。おまえ吉村先輩の家がどこか知ってるか?」
「知らん」
「そうか、俺も知らん。家もわからんのに、どうやって送って行ったらいいのだ。
うーむ。困った……。吉村先輩は当分目を覚ましそうにないゾ」
「そや、桂木。おまえのマンション、ここからまあまあ近かったよなあ?」
「ああ、ここからだったらワンメータとちょっとだけど……」
「ほな、とりあえずおまえのマンションに行こ。それしかしゃーない」
「そうだなあ、そうするしかないか……。休憩してうちに目が覚めるだろうしな」
 二人と抱きかかえられた芙美子は、タクシー乗り場へと歩き始めた。
このとき、二人は無垢な気持ちで対応を考えていたのであって、まったく邪な気持ちは
なかったのである。タクシーに乗り込むと、桂木は運転手に行き先を告げた。

(続く)"Premarital Untold Story of Fumiko"
[Res: 3998] Re: 芙美子の秘密① 角笛 投稿日:2008/05/31 (土) 22:30
孝太郎と結婚する前に起こった芙美子の秘密のエピソードについてアップしていきます。
よろしく。
  1. 2012/12/19(水) 06:49:09|
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淫舞⑧(完)

[3952] 淫舞⑧(完) 角笛 投稿日:2008/05/24 (土) 23:14
(8)
 寝室には、汗と精液と愛液の入り混じった、甘酸っぱい匂いが漂っていた。
芙美子は、桜庭と堤のふたりを相手にさまざまなセックスを楽しんでいた。
最初は玩具にされていた芙美子ではあったが、徐々に主導権を握り始めると
逆に芙美子が彼らを玩具にしていると言ってよかった。
 桜庭も堤も、何十発もの精液を芙美子に搾り取られてかなり疲労していた。
芙美子の美貌が素晴らしく、妖しいフェロモンに欲望を誘発されるとは言っても
精力にだって限界がある。貫けない守備ラインはない、高速徹甲弾とまで言われた
ランニングバック桜庭のシンボルも、今はグッタリとして元気がなかった。
現在正常位で芙美子とセックス中の堤も――かつては奇跡の状況判断力を持つと言われた
クォーターバック堤も――意識が虚ろになってきており、状況を把握できるだけの余裕は
既になかった。ただ、芙美子に命じられるまま、腰を動かしているにすぎなかった。
「……堤さーん……。もっと激しく突いてェー……。あっ……」
「……芙美子さん……もう……限界……です……。勘弁……して……ください……」
「あーん、ダメェ……。もっと……。もっと欲しい……。あー、イイわぁー……」
 桜庭に続いて、堤もダウン寸前であった。残された精力を、最後の最後まで
芙美子に搾り取られてるといった状況であった。

(9)
 暖房がよく効いているので寒いことはなかったが、何かスカスカする感じがして
孝太郎は目を覚ました。頭がボンヤリしており、一瞬今の状況を理解することが
できなかったが、すぐに記憶を取り戻し始めた。時計を見ると明け方の5時であった。
 昨夜は堤と桜庭を招待して鍋料理で宴会をしていたはずであった。
だが、いまは周りに誰もいない。芙美子も堤も桜庭も、誰もいない。
食事を終えたあとも酒を呑みながら談笑し、楽しい時間を過ごしていた気がするが、
いったいどうしたのだろう? そうだ、眠ってしまったのだ。
では、何故眠ってしまったのだろう?
孝太郎は記憶の糸を手繰り寄せて思い出そうとしていた。
そうそう、確か、桜庭がコヨーテダンスがどうとか言っていたような気がする。
エクササイズDVDと衣装があるからと言って、芙美子に勧めていたはずだ。
芙美子は衣装を持って寝室へ着替えに行ったような気がする……。
孝太郎は眠りに落ちる寸前の記憶をほぼ取り戻し、ハッとなって辺りを見まわした。
 床には白のタンクトップとショーツらしきものが落ちていた。
タンクトップはかなり丈の短いものだった。この丈だとオッパイは半分も隠れないだろう。
ショーツは布地面積の小さいTバック形状で、かなりきわどいデザインようであった。
これを芙美子が着ていたのか? 孝太郎はさまざまなことを想像し始めていた。
着替えたはずの衣装が脱いである。ということは、芙美子は、いま、いったい……。
 孝太郎は、さらに辺りを詳しく観察して、床に点々と白い粘液が落ちているのを
確認した。顔を近づけて、念のため匂いを確認すると予想どおりの結果であった。
「ザーメンだ。これは精液だ……。やはり、芙美子は……」
 孝太郎は自分に言いきかせるように小さく呟いた。

「ダメェ、もっとー」
 という声が寝室の方から聞こえてきた。孝太郎は、やはりそういうことか、
と思いながら静かな足取りで廊下に出た。寝室のドアの前に辿り着いたとき、
「もう、ダメよ……。もっと……。もっと、エッチしましょう……」
 という芙美子の声をハッキリ聞いた。芙美子の淫乱にも困ったものだ。
そんなことを考えながら、孝太郎はゆっくりと寝室のドアを開けた。
「芙美子!」

「あっ、あなた……。ごめんなさい……。堤さんと桜庭さんが……」
 芙美子は桜庭の上で、桜庭のイチモツを掴んで膣に挿入しようとしていた。
しかし、桜庭は肉棒と同じように全身グッタリとして元気がなく、
挿入はうまくいっていない様子であった。壁を背にして坐っている堤も元気がなかった。
「あなた、ダメなの……。桜庭さんも堤さんも元気がなくて……。
ふたりとも相手をしてくれなくなったの……。あなた……」
 芙美子が孝太郎に話しかけているのを聞き、堤と桜庭は孝太郎の存在に気がついた
ようであった。ふたりとも体はグッタリしたままだったが、狼狽した表情で口を開いた。
「柏木、スマン。これにはいろいろと理由があって…………。とにかくスマン……」
「勘弁してや、柏木。成り行きとはいえ、奥さんにエッチなことしてしもた。
ほんまに勘弁してや……」
 堤と桜庭の咄嗟の言い訳を聞きながら、孝太郎はおもむろに口を開いた。
「わかってるって。だいたいのところは想像できる……。芙美子のことは私がいちばん
知っているんだから……。芙美子の性欲についていけなかったんだろ?」
 堤と桜庭は互いに顔を見合わせてから、もういちど孝太郎の方に向いた。
孝太郎はさらに言葉を続けた。
「芙美子にはニンフォマニアの顔があるんだよ。いったんエッチのスイッチが入って
しまうと、とことん満足するまでセックスを求め始めるんだよ。官能の限りを尽くして
快楽を得ようと底無しに要求してくるんだ。男のエキスの最後の一滴を搾り尽くすまで」
 堤と桜庭はもういちど互いに顔を見合わせて、驚いた表情を示した。
孝太郎が説明を続ける。
「お前たちも、とことん搾り取られたんだろ? どうだった? 気持ち良かったか?」
 堤も桜庭も首を縦に振るのがやっとで、声はほとんど聞こえてこなかった。
芙美子はあいかわらず桜庭のチ○ポを勃起させようとしていたが、手でさすっても
口に含んでもいっこうに硬くならない男根に見切りをつけて孝太郎に向き直った。
「あなた……。エッチしましょ……。芙美子とセックスしましょう……」
「ああ、いいよ。エッチしよう……。おいで……」
 孝太郎はそう言うと服を脱ぎ始めた。

(エピローグ)
 堤と桜庭とさんざんセックスを楽しみ、それなりに性欲を満足させたあとの芙美子を
相手にするのは、孝太郎にとって幸いであった。比較的、飽くまでも比較的ではあるが、
ちょっとは満足を得たあとのニンフォマニアの扱いはいつもより楽であったのだ。
 しかし、芙美子の男を惑わす力には驚かされる。孝太郎は芙美子の妖艶な美貌について
あらためて考えた。もともと美しい芙美子であったが、結婚してエッチを重ねるうちに
どんどん艶やかさが増していった。男を誘うフェロモンを無意識に放っている芙美子は
いったんスイッチが入るととことん淫らな女に変身した。
孝太郎はそれがうれしくもあり、恐ろしくもあった。
 芙美子のフェロモンは、男が100人いたら105人を勃起させる力がある。
ならば、その特性を利用して彼女の性欲の一部を解消しながら、自分とのエッチも
楽しんでいくようにすれば、少しはニンフォマニアにも対抗できるかもしれない。
孝太郎はそんなことを考えながら、彼の横で今は天使のように眠っている芙美子の
かわいい寝顔を眺めていた。

(完)<The End of "A Voluptuous Coyote Dancer">

  1. 2012/12/18(火) 19:46:32|
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淫舞⑦

[3934] 淫舞⑦ 角笛 投稿日:2008/05/23 (金) 02:03
(7)
 コヨーテダンスのエクササイズDVDは、気づかない間に再生を終えていた。
「柏木を起こしたらマズイから、場所を移しましょか?」
 身長187センチの桜庭は芙美子を軽々と抱きかかえると、廊下を隔てた寝室へと
向かった。堤もそれに従ってついて行った。
本来、孝太郎と芙美子のみに使用が許されるはずのベッドに、芙美子と桜庭と堤の三人が
上がった。全身にうっすら汗を滲ませた芙美子は、艶かしく姿態をくねらせた。
「芙美子さん、しゃぶってもらえますか? 芙美子さんのかわいい口でフェラチオして
もろて、そのキレイな顔にザーメンをぶちまけたいんですわ」
 芙美子は淫らに微笑むと、グッタリしている桜庭のチ○ポを口に含んだ。
亀頭部分を数回チュパチュパしたあと、喉の奥まで肉棒を咥え込んだ。
いやらしい音をたてながら、ゆっくりストロークを繰り返す。その間、キン○マを
マッサージするのを忘れない。
「あーん、また勃起してきたわ。スゴーイ。大きいわ。孝太郎さんのよりも大きい……。
硬いわ……。あー……、スゴイ……」
「気持ちエエわぁー。奥さん、最高や……。たまらん……」
「芙美子さん、私はこっちの方に失礼させてもらいますよ」
 堤は、桜庭の股間に覆いかぶさっている芙美子のアソコにキスをした。
陰唇とクリトリスを舐め上げる。
「あっ……。ぅふーン……。堤さんのエッチ……」
 桜庭の男根から一瞬口を離して芙美子は呟いた。
堤の攻撃を受けながら、ときに歓喜の声を上げつつ、芙美子は桜庭のイチモツをしゃぶる。
桜庭は、美しい芙美子が髪を乱しながら肉棒を頬張るさまを見ながら、徐々に臨界点に
達しつつあった。究極の美人を犯す感覚は、何ものにも代えがたい快感であった。
芙美子にとっても、この巨大で醜悪な代物に口を汚されている感覚は、悦楽以外の
何ものでもなかった。
 クライマックスを迎えた瞬間、桜庭の欲望の塊はいっそう大きく膨張し、
芙美子の口腔内に男のエキスを放出した。ドクッ、ドクッ、ドクッ、と次から次へと
白濁するエネルギーは放たれた。
「……ンぐっ……」
 あまりの量に、芙美子は眉間にしわを寄せて、一瞬、苦悶の表情を見せたが、
すぐに恍惚の表情に変わった。開かれた目がトローンとしている。
最後の一滴までこぼさないように吸い取ると、芙美子は顔を上げた。
濡れた瞳で桜庭と堤の方を見ると、ゆっくり口を開いた。
愛らしい唇の端からドロリとザーメンが溢れ出した。口からこぼれた白濁液は
あごをつたって芙美子のオッパイへと滴り落ちた。

 芙美子のエロい様子を見ながら、桜庭に代わって堤がベッドに横たわり、
芙美子の方を見やって言った。
「さあ、芙美子さん、今度は私の番ですよ」
 先ほど芙美子の股間を舐めている間に堤のイチモツは硬さを取り戻しつつあった。
芙美子はそれにしゃぶりつくと、完全な硬さに戻るよう刺激を加えた。
「……ふうー……。今度は騎乗位でイキたいなあ……。芙美子さんがオッパイを
揺らしながら、私の股間の上でダンスするところを見ながらイキたい。いいですか?」
「……イイわよ……」
 何度も交合し、ビチャビチャに潤っているアソコを堤の亀頭先端にあてがうと、
芙美子はゆっくり挿入していった。堤のイチモツは根本まで、ヌプリ、と芙美子の秘肉に
すべり込んだ。
「……あっ……」
 あらたな獲物を咥え込んで、芙美子の蜜壺自体も悦びの声を上げたようであった。
腰を上下、前後と振りながら、芙美子は騎乗位でダンスを開始した。
いったんエロエロスイッチが入ってしまった芙美子は、簡単には止まらない。

(続く)

  1. 2012/12/18(火) 16:45:46|
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淫舞⑥

[3919] 淫舞⑥ 角笛 投稿日:2008/05/20 (火) 01:19
(6)
 秘肉で桜庭のペニスの先端を挟みこみながら、芙美子はなおも腰を動かしている。
トロトロに溢れた蜜で、亀頭はすでにヌラヌラにテカッていた。
かなり大きな桜庭の肉棒を受け容れるため、芙美子は丹念に潤いを加えているのだと
思われたが、じらされている桜庭はタマッたまのではない。
欲望の深淵を目の前にして飛び込むことを許されない辛さを痛感していた。
「……芙美子さん……柏木には悪いけど……そろそろ入れさせてーな……。
早くブチ込まんと、気が狂いそうですわ……。頼みますわ……。俺の高速徹甲弾を
あなたのオメ○の中に……ブチ込みたい……」
「……あーん、ダメよ。あせらないの……。あっー、あー……。ぅふーン……」
 亀頭が充分潤っているのを確かめて、芙美子はゆっくり、少しだけ腰を下ろした。
ちょうど亀頭の部分だけがオマ○コに沈み込む位置でストップさせた。
これには桜庭が悲鳴を上げた。
「そんなところで止めんといてくださいよ……。勘弁してーな……。一気にイカして」
 芙美子は笑みを浮かべながら、半開きの愛らしい唇に右の人差し指を入れた。
根本まで挿入したあと、ゆっくりしゃぶり上げるように指を引き抜いた。
そして、舌で唇をひと舐めすると、桜庭の屹立する男根の上に腰を下ろした。
巨大な肉棒が芙美子のアソコへと呑み込まれていった。
「……ぁっふーン……。ウフン。……ス……ゴ……ー……イ……。気持ち……イイ……」
「おおっー、最高!」
 芙美子は背中を反らせて首を後にガクンと傾け、桜庭は歓喜の雄叫びを上げた。
巨根の先端が子宮の口に当たり、根本まで収納することはできなかったが、
芙美子は騎乗位で巧みに腰を動かした。ベリーダンスを踊るように、臍から下を
激しく前後に振る。オッパイが生き物のように躍動していた。
「……あかん……。もう、すぐにイキそうや……。じらされた分、不利や……。
持ちこたえられへん……」
「……ダメよ……。まだ、ダメェーン……。イッちゃダメェー……」
 そう言いながら、芙美子の秘肉は桜庭のペニスをしっかり締め上げている。
男の欲望を全て搾り尽くすため、膣壁の襞が絡みついて拘束しているのだ。
桜庭は快感に顔を歪ませて苦悶の表情をとっていた。
「あー、あかん、あかん。もう、出そうや……」
「ダメよ、桜庭さん……。中に出してはダメよ……。あっ、あっ、あっ……」
「そんなこと、言わはっても、あかんもんは……。あー、イクッー……」
 桜庭のチ○ポが射精寸前にひとまわり大きく膨張するのを感知すると、芙美子は
素早く腰を上げてペニスを引き抜いた。その瞬間、桜庭の巨根の先端から白濁する
粘液がほとばしった。ドクッ、ドクッ、ドクッ、と濃い精液が、相当な量を周囲に
撒き散らした。
「……もー、桜庭さんたら……。中はダメェって言ったのに……。危なかったわ……」
「……そんなに締め付けが厳しかったら、堪えられませんって……」
 桜庭のチンポは吐き出すものを吐き出して、グッタリしていた。
その様子を見下ろしていた芙美子は視線を堤に転じた。
「堤さん……」
 傍らに立ってふたりの秘め事を眺めていた堤の肩に腕をまわすと、芙美子は自分から
キスを求めていった。

 芙美子と桜庭のセックスを見ていた堤のチ○ポはすでに硬く、大きくなっていたが、
さらに硬くしようとするかの如く、芙美子は愛おしそうにフェラチオしていた。
タマを左手でころがしながら、右手でサオの根本の方をシコシコしていた。
亀頭を口に含み、ねぶり、サオの部分に舌を這わせた。横咥えもした。
「芙美子さん、そろそろ入れさせてください……。柏木、すまん……」
 なおも眠っている孝太郎に向けて、堤が頭を下げた。
芙美子は仰向けに寝転がり、股をM字に大きく開くいて堤を誘った。
堤は大きくなった肉棒を右手で握ると、亀頭の先端を陰唇にあてがった。
すでに桜庭を受け容れたあとの膣口は、トロトロに潤っていた。蜜壺であった。
「堤さん、来てェー……。早くーン……」
 堤は一気に男根を突きたてた。
「……ァハーン……。……いいわぁー……」
 正常位でふたりは抱き合い、腰だけを別の生き物のように動かし始めた。
芙美子は堤の肩に両腕をまわし、ふたりは密着しながらキスをした。
互いの唇をむさぼり、舐め合い、唾液でレロレロになりながら互いを求め合った。
「……芙美子さん、スゴイ締め付けですね……。これは厳しい……」
「そやろ……。気持ち良すぎて、長くもたんやろ?」
 傍らでグッタリ体を横たえていた桜庭が堤に話しかけた。
堤は、ああ、と答えると腰を激しく動かし始めた。
ときどきキスをされたり、耳をなめられたりしながら、芙美子は悶えた。
「……あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……」
 芙美子は規則正しく嬌声を上げていた。熱い吐息は堤をますます興奮させた。

 そう長くを待たず、堤のシンボルは臨界を迎えつつあった。
それを察知した芙美子は、
「……堤さん、お願い……。中はダメよ……。ねえ、お願い……」
 濡れた瞳で芙美子は訴えかけた。
「中はダメって。なら、どこに出したらいいんです、芙美子さん」
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
「答えないと中に出しちゃいますよ」
「アーン、ダメェ……。……クチ……、口にお願い……」
「じゃあ、大きく口を開けて、舌を出してください。私のザーメンをしっかり受けて
くださいよ。……いきますよ……」
 腰のストロークのピッチを早めていた堤は、うっ、と呻き声を上げると肉棒を引き抜き、
芙美子の口元へと持っていった。そして、口の中と周りにおびただしい量のザーメンを
ぶちまけた。少し黄色みを帯びた、ねっとりと濃いザーメンであった。
「……だいぶ溜まっていたので量が多くてすみません。しかし、気持ちよかったぁ……」
 芙美子は口中と唇の周りを汚されて、ウットリしていた。顔を横に向けて、
「あー」
と短くため息を漏らすと、唇の端からドクリと白濁液がこぼれ落ちた。
「あー、気持ちイイーわ。……ウフン……。もっと……もっと欲しいわ……」
 胸を揺らして立ち上がると、芙美子は濡れた瞳を桜庭に向けた。
「……桜庭さん……。ぁハーン……」
 孝太郎は依然、熟睡している。夜は、まだまだ長い……。

(続く)
  1. 2012/12/18(火) 11:45:08|
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淫舞⑤

[3917] 淫舞⑤ 角笛 投稿日:2008/05/19 (月) 02:17
(5)
 堤にオッパイを攻められても、音楽に合わせて芙美子は腰を振り続けている。
クリトリスと陰唇部分を桜庭の股間のふくらみにこすりつけながら、へそから下を
巧みに動かしていた。芙美子の汗と愛液でしっとり湿った淫部から快楽のエネルギーを
注入されるが如く、桜庭のペニスはどんどん大きく、硬くなっていた。
もはや亀頭はビキニパンツから完全に顔を出し、キン○マ部分はリンリンに
はち切れそうである。
「たまらんなあ。我慢できひんわ。堤の方はどうや? オッパイは美味いか?」
「ああ。味だけでなく、弾力といい、肉の詰まり方といい、最高だぜ」
「……ぅふーン……あーん……あっ……気持ちイイわぁ……」
 芙美子は中腰になると堤にキスをしてから視線を桜庭の股間に移した。
膝をついてしゃがんでから、そっと手を伸ばして股間をやさしく包みこんだ。
そして、大きさを確認してから、両手で一気にビキニパンツを脱がせた。
桜庭の屹立した暴れん坊があらわになった。
「あら、スゴく立派なこと。たのもしいわ」
 そう言って立ち上がると、芙美子は妖しく腰を振りながらスキャンティを脱いだ。
薄めのヘアーを有する魔の三角地帯に、堤と桜庭の視線が注がれるのを感じながら。

「気持ちよくなりましょ。でも、ゆっくり、順々にね、桜庭さん」
 芙美子はそう言いながら、仰向けに寝ている桜庭の肉棒の先端に膣口をあてがった。
「芙美子さん、それはマズイよ。本番はちょっと……。桜庭もなんとか言えよ」
「……我慢できひん……。ブチ込みたい……」
「ダメだよ!」
 制する堤の方に視線を投げかけると、芙美子は唇の端を上げて妖しく微笑んだ。
やや細めた両目が色っぽく、艶やかに濡れていた。
「……簡単にはあげませんわよ……。ぅふーン……」
 芙美子はアソコの入り口にあたる陰唇で亀頭部分のみを挟みこむと、そのまま腰を
グラインドさせた。男根のほんの先っぽのみが入った状態である。
「えっ? 芙美子さん、一気に腰を下ろしてブチ込ませてくださいよ。中途半端は
殺生ですよ」
「……ダメェ……。まだ、ダメよ……。ゆっくり楽しむんだから……」
 チ○ポの先端しか入れさせてもらえていない桜庭は、半狂乱である。
この状況でお預けは正直ツライ。しかし、そんなことをものともせず、芙美子は
充分に潤った膣口で亀頭の感触を楽しんでいるようであった。
「……ああー、いいわぁ……。ゥフン……」
 その様子を見ていた堤は、
「……エライことになってきたなあ……」
 と思わず漏らした。
桜庭の男根(の先っぽ)を弄びながら、腰を揺らしてグラインディングさせている
芙美子は妖しい笑みを浮かべつつ、肉欲の限りを尽くそうと淫らに舞っていた。

(続く)

  1. 2012/12/18(火) 06:44:24|
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淫舞④

[3914] 淫舞④ 角笛 投稿日:2008/05/18 (日) 17:01
(4)
 リビングには甘酸っぱい香りが充満していた。
芙美子と桜庭が艶かしく絡み合って踊る姿を見ていて我慢できなくなった堤も
服を脱いでパンツのみの姿になっていた。部屋がヒートアップしすぎたのだ。
熟睡している孝太郎を除いて……。
「しかし、結構ハマってしまうなあ、このコヨーテダンスは?」
「そうやろ? 踊り出したら止まらんようになるんやで? 芙美子さんもどうです?」
「ええ。情熱的で、体にとても良い感じがしますわ」
 ダンスに熱中している芙美子の衣装は、既に上下ともに汗でグッショリと濡れていた。
もともと薄い布地を透して乳輪がハッキリとわかるようになってきていたし、
下はヘアーが透けて見えていた。とても色っぽい状態である。
ダンスの中で、芙美子が両手を上げて万歳のポーズになったとき、桜庭は、
「濡れてるから風邪をひきますよ。脱ぎましょう!」
と言ってタンクトップを脱がせてしまった。
堤と桜庭の目の前に、芙美子の美しく大きなオッパイが姿を現した。
「あっー、イヤン。ダメですよ。エッチ……」
「俺たちだってパンツ一枚なんだし、ええやないですか。なあ、堤?」
 堤も同意した。
「ところで、芙美子さんのオッパイはキレイですなあ。乳首はピンク色や」
「もう、エッチなこと言わないでください」
「どんな感触なんやろ?」
 桜庭は芙美子を背後から羽交い絞めにして胸を揉み出した。
「あっ、そんな。ダメェ。イヤッ。あっ……ぁふーン……。ウフン……」
「おい桜庭、それはマズイだろ」
「ちょっとぐらい、ええやんか。柏木は寝てるんやし。それに少しぐらい羽目を外しても
あいつは怒らへんって。芙美子さんもエエ声が出てきはったことやし、なあ?」
「……あっ……ぁはーん……んっんっ……ぅふーン……」
 コヨーテダンスのエクササイズDVDは、なおも官能的な音楽と映像を流していた。

「わかりましわ。わかりましたから、乱暴にしないで。楽しみたいと言うのなら、
そのようにしますから……。お願い……。ああっ……」
 芙美子は桜庭の手を振りほどくと、腰をいっそう艶かしく振りながら髪を揺らした。
また、官能のスイッチが入るのを確認しながら、桜庭に床へ仰向けに寝るよう指示した。
髪をかき上げ、腰をくねらせる。双眸は官能に濡れ、唇は淫らに半分開かれていた。
もう我慢できない自分を感じながら、芙美子は桜庭に近づいて行った。
彼のハチ切れそうなビキニパンツの上に、膝立ちになって股間をこするように
腰を前後に揺らし始めた。
「……ぅふーン……どう? アハーン、感じてる?」
 問いかけられた桜庭は、ギンギンになっていた。勃起した肉棒の先端が、
ビキニパンツからはみ出していた。そんなことおかまいなしに、芙美子は股間を
グラインディングさせる。前後に腰を揺らして、こする、こする。
芙美子の秘密の壺からも甘い蜜が溢れ出していた。
 この光景を見ていて我慢できなくなった堤は、
「芙美子さん、失礼します」
 と言って、オッパイにむしゃぶりついてきた。乳首と乳輪を丹念に舐めまわす。
「……アハーン……いいわ……。ぅふーン……」
 芙美子の息は荒くなり、ハアハア言いながら熱い吐息を漏らし始めた。

(続く)
  1. 2012/12/17(月) 19:43:55|
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淫舞③

[3913] 淫舞③ 角笛 投稿日:2008/05/18 (日) 17:00
(3)
 リビングでは、芙美子の着替えを今や遅しと三人が待ち構えていた。
堤と桜庭にとっては、思いがけず、憧れの美しき人妻の肢体を拝める幸運を得た、
と言っていい。孝太郎にとっては、複雑ではあるが、また、彼の屈折した性癖を
少しは満足させる機会になるかもしれなかった。しかし……。
「柏木、どうしたんや? もうすぐ芙美子さんが着替えて戻ってきはるゾ。おい?」
「……すまん……。酒のせいか、無性に眠くなってきた……。堪えられん……。
悪いけど、ちょっとだけ眠らせてもらうわ……」
 と言うと、幸太郎はソファーに坐ったまま眠り込んでしまった。

 寝室の扉が開き、芙美子が着替えを終えてリビングへ戻って来た。
「やっぱり恥ずかしいですわ、この衣装。あら? あなた?」
 胸と股間に手をあて、もじもじしながら部屋へ入ってきた。
「ああ、柏木は少し眠らせて欲しいとのことですわ。それよりも芙美子さん。
素晴らしいですよ。カッコイイですよ。バッチリ決まっていますよ」
 豊満な胸は、白のタンクトップの下からほとんど溢れ落ちていると言っていい状態だし、
秘密のデルタ地帯は、かろうじて白いスキャンティで隠されていると言っていい。
生地が薄めなのでバストトップがうっすらと透けて見えているかもしれない。
少なくとも、突起は伺い知れる状態にあった。
「その衣装、フリーサイズだったから芙美子さんにはちょっと小さめかもしれませんね。
奥さん、結構背が高いから……。さあ、それじゃあ、DVDに合わせて踊りますか?」
 そう言うと、桜庭は、また最初からエクササイズDVDの再生を始めた。

 最初は少しとまどっていた芙美子ではあったが、コツをつかむと上手に踊り始めた。
元々クラシックバレエをやっていたこともあり、手足の動きがエレガントで美しく、
優美と淫靡が融合した肉感的でしなやかなコヨーテダンスとなった。
 ものの15分も踊ると全身から汗が噴き出してきた。アルコールのせいもあるだろう。
ますますヒートアップし、体が火照ってくるのを芙美子は感じていた。
体の芯の方から湧き上がってくる官能が、徐々に芙美子を支配しつつあった。
「……ふうー……熱いわ……。どんどん、体が熱くなってくる感じだわ……」
「それでいいんですわ。男の視線を感じながら、スタイリッシュでセクシーに踊るのが
コヨーテダンスです。もっと腰を振ってくださいな」
 芙美子の淫らなダンスを観賞している堤と桜庭は、たまったものではなかった。
男の本能を刺激されてギンギンになりつつあった。酒が入り、それでなくても理性の箍が
外れようかというときに、目の前に魅惑的な肢体の美人が艶やかに舞っている。
腰をくねらせ、全身を揺らしながら、肉欲を誘うように蠢いている。
下乳がはみ出ている胸が大きく揺れるたびに、タンクトップから乳輪がこぼれ落ちて
見えた。冬だというのに、柏木家のリビングは、熱く燃え上がっていた。
「芙美子さん、すみませんが少し暑いので涼しい格好をさせてもらいますよ」
 桜庭が服を脱ぎ始めた。シャツも脱ぎ、パンツ一丁の格好となった。
「おい、お前、マズイぞ、その格好は」
「いいやないか、こう興奮させられたら暑くてしょうがない。それに、柏木はぐっすり
眠っとるんやしなあ。芙美子さんは大いに盛り上がってくれてはるゾ」
 桜庭が服を脱いだことなどお構いなしに、芙美子は一心不乱に踊っていた。
官能は脳内麻薬物質を分泌し、芙美子は恍惚の表情で舞っていた。
「ところで、お前、そのビキニパンツはなんだ? AV男優か、ギャランドゥーか?」
「ランニングバック時代からのクセかな? 股間をしっかりホールドしとかな
落ち着かへんねん。しゃーないやんか」
 堤に言い返すと、桜庭はパンツ一丁のまま、腰を振って踊っている芙美子の傍に
寄り添った。背後から体を密着させ、芙美子の胴へと手をまわした。
ふたりの身長差は19センチである。
「芙美子さん、結婚式のときも美しかったけど、人妻になられてますます色っぽく、
美しくなられましたなあ。男はたまりませんでェ」
「あーん、ダメですよ桜庭さん。そんなにひっついたら……。あっ、ダメェ……。
主人が見てるんだから……」
「柏木は見てませんよ。ぐっすり眠っています。寝ている人は置いといて、
起きてる者で楽しみましょうよ」
 桜庭はそう言うと、芙美子のヒップを撫ぜまわしながら耳にキスをした。

(続く)

  1. 2012/12/17(月) 16:42:51|
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淫舞②

[3912] 淫舞② 角笛 投稿日:2008/05/18 (日) 16:59
(2)
 食事は済んだが、酒を呑みながら依然として談笑は続いていた。
芙美子も、久しぶりに賑やかで楽しい夜を楽しんでいた。
適度に酔いがまわり、心地よく体は火照っていた。
 話題が切れたところで、日本酒を手酌で呑んでいた桜庭が、あっ、そうだ、
と声を上げた。
「そうそう、お前らコヨーテダンスって知ってるか?」
 孝太郎も堤も、知らない、と首を振った。もちろん、芙美子も初めて聞く言葉だった。
「うちの会社はスポーツ&アミューズメントを取り扱っていると言ったと思うけど、
最近、エクササイズ施設等に展開しつつある主に女性向けのダンスのことなんだ」
「ふうん」
「『コヨーテ・アグリー』っていう映画の中で主役たちがバーカウンターを舞台にして
スタイリッシュでセクシーに腰を振って踊るシーンがあるんやけど、それ視たタイの人が、
これは当たる、と考えて『コヨーテダンス』のエッセンスを母国に持ち帰ったらしい」
「ほおー」
「それがスゴイのよ。ベリーダンスから品を取り除いてポピュラーにした感じなんやけど
かなりエッチな感じなんや。そやけどな、そのエッチなところが、女性が女性らしさを
意識することになるので良いらしい。女性を美しくするホルモンの分泌が良くなる
とのことや。今日も得意先を回っていたから、プレゼンに使ってるDVD持って来てる
けど、試しに視てみるか? 勉強になるかも。芙美子さんもいいですよね?
セクハラだなんて言わないでくださいよ。立派なエクササイズなんだから」

 エクササイズDVDを再生すると、単調だがノリのいいアップテンポの曲にのって
画面の袖から女性が6人現れてきた。日本人かアジア系か区別のつかない美人たちが
音楽に合わせて踊り始める。どの女性もプロポーションが抜群なのだが、それ以上に
その扇情的な衣装に目を奪われた。
 丈が極端に短い白のマイクロミニタンクトップと、大切な三角地帯を申し訳程度に隠す
股上の短い白のTバックスキャンティ。これらを身につけた女性たちが、腰を振りながら
全身を揺らすようにして、艶かしく踊っていた。タンクトップの下からは、オッパイが
こぼれ落ちそうな勢いで胸も揺れていた。とてもエロイ光景であった。
「タイのクラブとか、過激なところだと星型のニプレスを付けたダンサーたちは
タンクトップを脱いだりするらしい。それを手に持って、ブンブン振ったり、
口に咥えたりしながら踊るらしいで。"YouTube"でも配信されているわ」
 孝太郎も堤も、目を見開いて画面を食い入るように見つめていた。
芙美子も、女性たちが艶かしく踊る姿から目が話せないでいた。
酔って火照った体がますます熱くなってくるような気がした。
「この衣装でこの踊りだと、どうしても男性の目を意識するやろ? それがいいらしい。
女性が女性であることを自覚することで、ますます女の美しさが磨かれていくらしい。
もちろん、ダンスやからエクササイズしているわけで、その効果もあるしな……」
 かなり酔いがまわっているはずの桜庭は、かなり饒舌になっていた。
そして、芙美子に対してもかなり友好的に――悪く言えば、なれなれしく――なって
きていた。
「そうや、試供用に持ち歩いている衣装があるけど、芙美子さんも試しに踊ってみます?
クラシックバレエや高跳びやったはったんでしたら、体を動かすのは好きですやろ?」
「えっ? わたしが? 無理ですよ。恥ずかしいし、そもそも踊れませんもの」
「誰でも最初から何でもできませんよ。せっかくだからチャレンジしてみられたら
どうですか? 芙美子さんがさらに美しくなられたら、柏木も嬉しいでしょうしね。
なあ柏木、そうだろ?」
「うっうん、そうだなあ。でも、ちょっと過激だなあ。大丈夫かなあ?
フミちゃん、やってみる?」
「えっ? イヤン、あなたまで……。あんな風に……。やっぱり無理よ。恥ずかしいわ」
「まあまあ、そう言わんと。これに着替えてトライしてみてください。
きっとおもしろいから。ねっ? さあさあ、どうぞ」
 袋に入れられた新品の衣装を鞄から取り出すと、桜庭は芙美子に手渡しつつ、
奥の部屋へと押しやった。
「DVDの音楽と動きに合わせて踊ったらいいんですから、大丈夫。
初めてでも踊れますよ」
 芙美子は、最初は躊躇していたが、意を決して寝室に入っていった。

(続く)

  1. 2012/12/17(月) 11:42:23|
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淫舞①

[3911] 淫舞① 角笛 投稿日:2008/05/18 (日) 16:58
(プロローグ)
 海外での単身赴任から年末に帰ってきた孝太郎と新年を迎えることができ、
柏木芙美子は幸せであった。日々を一緒に過ごすことができる喜び。
愛する人に自分のことを理解してもらえないことほどつらいことはないと思うが、
彼は芙美子の全てを受け容れ、愛してくれていた。
もちろん、彼女の性癖を含めてのことである。

 ここで芙美子の美貌について整理しておこう。
 瓜実顔に切れ長でパッチリとした目、筋の通った鼻、愛らしい唇、ゆるやかにウェーブ
のかかった長い黒髪。清楚で、艶やかで、人目を惹かずにはいられない容貌。
クラシックバレエと走り高跳びで鍛えられた、
   168センチ、52キロ、B91(Fカップ)、W56、H89
という迫力満点のボディ。アンダーバストからウエストにかけて極限に絞り込まれてから、
肉づきよく充実した腰へと続くボディラインは絶妙と言ってよかった。
最近、周囲の人から褒められることがよくあり、それが老若男女を問わずなので、
もしかしたら、本当に?、と彼女の中でも自信になりつつあった。
 さあ、そして、である。彼女の性癖――ニンフォマニア。
いったんエッチのスイッチが入ってしまうと、快楽に溶け出しメルトダウンしてしまうと、
芙美子はセックスにとことん貪欲となり、抑制がきかなくなってしまうのだ。
官能の限りを尽くし、快感の甘い蜜を一滴残らず吸い上げるまで肉欲に耽ってしまうのだ。
清楚で貞淑な人妻の顔と、艶やかで淫らなニンフォマニアの顔と、
ふたつの顔を持った芙美子を、孝太郎は全て愛してくれていた。
 たとえどのような男に弄ばれ、快楽に悦びの声を上げようと、孝太郎と芙美子は
心から信じ合い、愛し合っていた。彼ら夫婦は、確かに幸せだったのだ。

 1月、孝太郎が31歳の誕生日を迎えた日の夕食時、芙美子は彼から
友人の来訪について聞かされた。
「えっ、今週末?」
「うん。急なことで悪いけど、そうなんだよ。今週の土曜の晩、学生時代の友人がふたり、
うちへ遊びにきたいと言ってるんだ。体育会系でとってもいい奴らなんだよ」
「ええ、わかったわ、大丈夫よ。それじゃあ、なんのお料理にしようかしらね?」
「あいつらなら、道端の雑草でも、食えるものならなんでも大丈夫さ」
「まあ」
 芙美子は眉間に皺を寄せ口をとがらせる仕種を見せた。
「そんなことを言ったら、本当に雑草を刈り取ってくるわよ」
「OK! 犬のションベンのかかってないところをね」
 芙美子は両手を上げて、ヤレヤレ、というポーズを示した。
「さあ、早く食べてしまってよ。後片付けが残ってるんだから」

(1)
 土曜の晩はあっという間にやってきた。
予定時刻どおりにやって来た訪問客を迎え、柏木家は活気に満ちていた。
 冬の定番といえば、やはり鍋料理。海の幸をふんだんに盛り込んだ鍋を用意し、
宴は始まりつつあった。
「じゃあ、まずはビールで乾杯。それでいいよね?」
 孝太郎の問いかけに皆同意した。各人のグラスにビールを注ぎ合う。
「今日は急におしかけて、ホントすみません」
「ホンマ、すんませんこって。堪忍してください」
「まあまあ、気にするなって。なあ、芙美子?」
 孝太郎は、ふたりの客に返したあと、芙美子に顔を向けてそう言った。
「ええ、お気になさらないでください。お客さんは大歓迎ですから」
 ふたりの客は笑みを浮かべて頭をペコリと下げた。
「そうそう、名前の紹介がまだだったな。結婚式に出席してくれてたから、
うちの芙美子は知ってるよね? で、こっちが堤、そっちが桜庭。ふたりとも学生時代は
アメフトをやっていたんだよ」
 孝太郎に紹介されて、孝太郎より精悍な顔つきではあるが甘いマスクをした方の客が
口を開いた。
「初めまして、ではないですね。結婚式でお会いしているんだから。
えー、堤和也と申します。柏木と同じ工学部でした。学科は違いますけど。
現在は某メーカーで商品企画の仕事をやっています。31歳、独身です」
 彼の『31歳、独身です』と言うところで、一同は笑い声を上げた。
「ほな、続きまして、桜庭大介と言います。自分は経済学部でした。柏木とは、
堤を通じて友人になりました。一留したので卒業は一年遅れましたけど、現在は
スポーツ&アミューズメント関係の会社で営業をやっています。
関西出身の31歳、独身です」
 スポーツ刈りで、いかにも体育会系という容貌の桜庭が立ち上がって自己紹介した。
かなりの大柄である。桜庭は身長187センチということだった。
もっとも、堤にしても身長は180センチあり、178センチの孝太郎より若干高い。
 孝太郎とは雰囲気の違うふたりを前にして、芙美子は疑問を口にした。
「孝太郎さんは学生時代クラブはやっていなかったわよね? アメフトのおふたりと
ちょっと不思議なつながりね?」
「くっくっく。まあ、いろいろあったけど、端的に言ったら教養課程の選択科目で
堤と一緒になったのが縁だよな」
「そうだね」
 答えた堤も笑いをこらえていた。
「アメフト部の次代を担うクォーターバック堤とまず友人になり、彼の友人であった
高速徹甲弾、ランニングバック桜庭とも友人になったのさ」
「へえー、そうなの。あっ、グラスが空になっていますわ。どうぞ」
 芙美子は頷きながら、桜庭のグラスにビールを注ぎ込んだ。

 食が進み、アルコールも適度にまわってきたところで堤が切り出した。
「しかし、柏木が吉村先生の娘さんと結婚するとはなあ。最初は驚いたよ」
「ほんまや。ビックリしたわ」
 芙美子の旧姓は吉村であった。吉村芙美子。
「父のことをご存知なのですか?」
「ええ。ここにいる皆、教養課程で先生の講義を受けていますから。
確か社会心理学だったよな」
「そやそや。あるとき柏木が質問して、なんか議論になったんやな。
あれはおもろかったでェ」
 三人とも思い出したように失笑していた。
「あとで教授室に行って話しこんでたら、話がどんどん脱線していって
アイザック・アシモフの『銀河帝国シリーズ』の話になったんだ。ほら、あの中で
心理歴史学っていう架空の学問が出てくるんだけど、それがおもしろくって……」
 堤と桜庭は、知らん知らん、と手を振って示した。
「……先生もアシモフを読まれるんですか? てな感じで意気投合して、今度うちに
遊びにおいで、ってことになったのさ」
「そうか。そうやって芙美子さんと知り合ったんだな。うまいことやったな」
「そういう運命だったのさ」
 三人は破顔し、声を上げて笑い出した。
「ところで、お前らはまだ結婚しないのか? いい相手がいるんじゃないの?」
「柏木のせいでハードルが高くなってしまったんだよ」
 孝太郎の質問に堤が代表して答えた。
「お前と芙美子さんの結婚式で芙美子さんを見たからさ。こんなにキレイな女性が
いるのか、と気付かされてから女性を見る目が厳しくなってしまってね。
見劣りしてしまうんだよ。そして、ため息が出てしまうんだよ」
「まあ、堤さんお上手ね」
「いやいや、本当のことですよ。魂から出る真実の叫びですよ。なあ、桜庭?」
「そうそう、その通り!」
「本当は、もっと早く訪問したかったんですけど、結婚されてすぐに柏木が単身赴任で
海外に行ってしまったでしょ。柏木が帰ってくるのを待っていたので挨拶が遅れました」
「まあ、そんな。こちらこそ、いつも主人がお世話になっています」
 四人はクスクス笑い出し、場の雰囲気は和やかなものとなった。

(続く)

  1. 2012/12/17(月) 06:41:53|
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メルトダウン(堕ちていく芙美子)⑤(完)

[3893] メルトダウン(堕ちていく芙美子)⑤(完) 角笛 投稿日:2008/05/14 (水) 02:57
(9)
 対面騎乗位の姿勢で、芙美子はゆっくりと宝力の怒張したペニスの上に腰を下ろした。
正確には、蜜の溢れた秘肉に男の欲望の塊を迎え入れながらであるが……。
「……あっ……ゥふーン……」
 芙美子は、ハアハアと息をはずませながら、腰を上下にストロークさせた。
くりかえし、くりかえし、肉棒の感触を楽しみながら上下する。
膣壁に分布する襞のひとつひとつが、男のエキスを搾り取ろうとからみついている。
「おおっー、たまらん。ゥううっー、気持ちイイ!」
 宝力の上で躍動する芙美子の豊満な胸が、大きく弧を描いて踊っている。
ブルン、ブルン、と揺れるさまは圧巻である。

 つづいて、芙美子は上下していた腰遣いを前後の動きに変化させた。
宝力の股間の上でベリーダンスを踊るように、へそから下を前後に揺らし始めた。
これには宝力が悲鳴を上げた。
「奥さん、もう少しゆっくり……。そんなに激しく攻められたら、逝ってしまう……。
たのみますから……。勘弁してください……」
 宝力の悲鳴を聞いて、芙美子は腰振りダンスのスピードを少し緩めた。
「……あっ、あっ、あっ……スゴイ……ぁはーん……んっ、んっ、んっ……」
ゆっくり『の』の字を書くように腰を動かしながら、芙美子は背中をのけぞらせた。
宝力は芙美子の背中を両手で支えて、オッパイにしゃぶりついた。
乳首に吸いつき、唇で先端をこねくりまわしてから、乳輪に舌を這わせた。
「……ああっー……部長さん……あっ……気持ち……イイ……」
 その光景を眺めながら、孝太郎は無意識に自分のチ○ポをシコシコし始めていた。

「……柏木くん、相談なんだが……」
 息を荒げながら宝力が口を開いた。
「このまま中で出してもいいかな? 奥さん、今日も安全日?」
「……あっあっ……今日は……ちょっと……危ないかなあ……ウフン……」
 宝力の男根をしっかり咥えこんだまま、ベリーダンスを踊っている芙美子が答えた。
トローンとした眼差しでアヘアヘ言いながら、全身から汗を噴き出している。
半開きの口元が艶かしい。
「『ウフン』って、おい、ダメだよ。危ない日なんだろ?」
 孝太郎があわてて突っ込みを入れた。
「部長、今日は中出しはダメですよ。外に出してください。
万一、妊娠したら大変ですから……」
「えっ、そうなのかい? あんまり堅いこと言うなよ。この締め付けで、殺生だぞ。
ねえ、奥さん。ちょっとぐらい中に出しても大丈夫だよね? あっ、逝きそうだ」
「……アハーン……なにが……どうなのか……わからなーい……あっ、あっ……」
「本当にダメですよ、部長! 勘弁してください」
 芙美子の色っぽい表情と、躍動するオッパイに見とれていた孝太郎は、
「あっ」
 と声を上げて射精した。勢いよく飛び出たザーメンが床に撒き散らされた。
孝太郎は、ハッと我に返ると芙美子の背後にまわりこんだ。
宝力のキン○マが上がってきている。ヤバイ。
あわてて芙美子の脇に手を入れて抱え上げ、強制的に結合を解いた。
その瞬間、宝力のペニスから多量のザーメンが噴出した。
ドクッ、ドクッ、と何回かに分けて噴き出し、宝力の股間はザーメンまみれとなった。
「危なかった。部長、間一髪でしたよ」
 とりあえず、孝太郎は安堵した。

(10)
 芙美子は孝太郎の腕を振りほどくと、宝力の股間に顔をうずめ、
射精してグッタリしたイチモツをしゃぶり始めた。
白濁した液体を一滴残らず舐め取るしぐさであった。
「おおっ、奥さんはやさしいな。なあ、柏木くん。ちゃんとお掃除してくれるんだね」
「……芙美子……」
 孝太郎は複雑な気持ちで、その光景を眺めていた。
50歳を越えた、自分の親に近い年齢の『おっさん』のザーメンを舐め取っている愛妻の
姿に嫉妬を感じていた。それと同時に、いいようのない快感も感じていた。

 舌を生き物のように動かし、芙美子は男のエキスを啜っていた。
「……もっと……もっと欲しい……もっと……エッチしたい……セックスしたい……」
 芙美子の目に妖しい光が宿っていた。
メルトダウン。ニンフォマニア。
芙美子は、快感に溶かされ、官能に支配されてしまったようであった。
「おおっ、やろう、やろう! エッチしよう! セックスしよう!
なあ、いいだろう、柏木くん? 奥さんと遊んでもいいよなあ?」
芙美子のフェラチオのおかげでチ○ポの硬さを取り戻しつつある宝力が懇願してきた。
「……はあ、芙美子がよければいいですけど……。でも、『中出し』は絶対ダメですよ」
「わかってる、わかってる。ねえ、奥さん?」
「……あなた……部長さん……あー……アハーン……」
 肉棒から口をはなして芙美子が答えた。
この妖艶さに男は惑わされる。本当の芙美子の恐ろしさを知らない男が……。

 孝太郎は、宝力部長は果たしてどれぐらい持つのだろうか、とボンヤリ考えていた。
セックスに底なしの芙美子と対等に渡り合える男は、そうはいないはずだから……。
そう考えながら、孝太郎は、また芙美子が――自分の愛する、この世でいちばん美しく、
いちばんいやらしい芙美子が――、自分の手の触れないところで官能の悦びに妖しく舞う
のかと思うと、ふたたびリビドーが高まってくるのを感じた。

(完)
(The End of "Melt Down (A Fallen Married Woman)")

******次回予告******************************************************************
 「淫舞」("Coyote Dancer")
   芙美子がコヨーテダンスを踊り、嬲られて、官能する! かな?
********************************************************************************
  1. 2012/12/16(日) 18:59:27|
  2. 芙美子シリーズ
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