妻と男の物語


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甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-③

[2331] 甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-③ 角笛 投稿日:2007/08/19 (日) 02:27
(3)
 「Sサイズのサンプルしかないので少し窮屈かもしれませんが、結構伸縮性がありますので大丈夫だと
思います。どうぞお願いします」
と石黒から上下を手渡された。近藤にバスルームへ案内され、ドアを閉めると芙美子は着替えを始めた。
白の長袖Tシャツを脱ぎ、ブーツカットジーンズも脱いだ。水色のノースリーブシャツを手に取ると
思いのほか布地が薄いことに気付いた。そして、身長168センチでバスト91の芙美子にはSサイズは
やはり小さすぎるように感じた。確かに伸縮性はよいが、Fカップのバストがはちきれそうで結構なボディ
コンシャスを演出していた。丈もだいぶ短めで、へそが隠れるかどうかという丈しかなかった。
当然ジョギングパンツもかなりきつめで、89センチのヒップにムッチリと張り付いていた。
サイドのカットの切れ込みも深く、芙美子の淡いパステルブルーのパンティが見えそうであった。
こんな悩殺スタイルで男たちの前に出ていくのかと思うと少し躊躇されたが、一方で、どう評価されるのか
訊いて見たい気もあった。
「ちょっと恥ずかしいのですが……」
と言うと芙美子はバスルームのドアを開けた。

 「おおっー、やっぱり決まっていますねえ。奥さん、素敵ですよ」
と近藤が声をかけてきた。他の男たちも同様に素晴らしい、とか、カッコイイ、とか口々に唱えた。
「肌に触れた感触や着心地はいいのですが、サイズがやはり小さいようでちょっと無理が……」
と芙美子が言うと、
「なるほど、そうですね。確かにブラジャーが少し透けてシルエットが浮き上がっていますし、パンツの
サイドカットから下着も覗いていますねえ」
と石黒が唇を舐めまわしながら言った。
「いやあ、おへそがセクシーですね。しかし、胸と腰まわりはピチピチではちきれそうですけど、
ウエストまわりはピッタリですねえ。ウエストが細くくびれているから……。確か56センチでしたよね?
素敵ですよ」
と川島。目が大きく見開かれていた。
「あのお、もういいでしょうか? 恥ずかしいので……」
芙美子は赤くなった顔をややうつむき加減にして言った。
「ああ、そうですか? 恥ずかしがられることありませんよ。バッチリきまっていますよ」
と石黒が答え、他の男たちも同様のことを口々に言った。
「では、着替えてきます」
と芙美子がバスルームへ向かおうとすると、
「ちょっと待ってください」
と近藤に呼び止められた。「もうひとつ試着していただきたいウェアがあるんですよ」
「えっ? トレーナとジャージですか?」
と芙美子が訊き返すと、男たち全員が口を揃えて、
「中・長距離用のユニタード!」
と言った。

 高校時代に走り高跳びをやっていた芙美子はユニタードを着ていたこともあったので、どんな代物であるか
当然知っていたが、町内の体振行事でユニタードを着るのか、と少々驚いた。ホントに?
「中・長距離やマラソンに参加してくださる女性の方々からのリクエストなのですよ。肌触りが良くて、
吸湿性に優れ、長時間着用して動いていてもズレてきたりしないウェアを用意して欲しい、と」
と近藤が説明し、石黒がコレです、と芙美子にユニタードのサンプルを手渡してきた。
先のウェア上下と基本的に同じデザインで、水色地のウェアのサイド部分に白いラインが入っているシンプルな
ものであった。上は完全な袖無しランニングシャツタイプで、下はかなりのハイレグになっていた。
最近のユニタードは、下はパンツスタイルのデザインではないか、と訊いたところ、
「パンツスタイルだと長時間競技ではどうしても食い込んでくるので、いっそのことハイレグの方が
しっかりフィックスされて良い、という意見が多かったのです。それと、少しでも軽いウェアを素肌に直接
着用したいという声もあったので、基本的に下着無しでも大丈夫な感触と吸湿性を目指し選定しました」
と石黒が教えてくれた。ユニタードというよりオーソドックスなレオタードといった感じだ。
芙美子は抵抗をあきらめてユニタードを手に持つとバスルームに向かった。
先に試着していたウェアを脱いで下着のままユニタードを着ようとしたが、それが無理であることがわかった。
脇の下部分と背中のカットが結構大きめなので露出が大きく、ブラジャーが丸見えになってしまう。
また、かなりのハイレグであるためVゾーンの切れ込みが鋭く、パンティも丸見えになってしまう。
芙美子は困った。布地が薄いだけでなく、デザイン面でも軽量化を図ったかなりセクシーなスタイルであった。
芙美子が着替えるのを躊躇していると、リビングから石黒の声が届いてきた。
「柏木さん、下着無しで着ていただけますか? 素肌での感触もしっかりモニターしていただきたいので。
あっ、それとユニタードもSサイズしか用意できてませんので少し窮屈かもしれませんが、さっきのウェア以上
に伸縮性は良いので大丈夫だと思います。すみませんがよろしく」
芙美子は覚悟を決めてブラジャーとパンティを脱いだ。全裸となった究極のボディにユニタードを着用していく。
確かに伸縮性が非常に良いので窮屈感はない。が、思った以上に布地は薄かった。
乳首の突起がハッキリとわかるし、乳輪もうっすらと透けている。へその位置もうっすらとわかる。
Vゾーンも結構きわどいことになっていた。どちらかといえばアンダーヘアーは薄めの部類に入る芙美子だから
かろうじてOKというレベルで、Vゾーンからヘアーがはみ出るはみ出ないか、ギリギリの状態であった。
隠れているとはいえ布地が薄いので、うっすらとヘアーの分布状態もわかってしまうし、クロッチ部分の布幅は
狭く、後面に至ってはほぼ完全なTバック状態であった。この恥ずかしい姿を夫以外の男どもに見られるのか、
と思うと芙美子は妙な興奮を覚えてきた。体の芯が熱くなってくる、例の感じであった。
官能中枢を制御不能にするスイッチが入り、芙美子は官能モードに移行してしまった……。
(続く)

  1. 2012/09/24(月) 06:17:19|
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甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-②

[2330] 甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-② 角笛 投稿日:2007/08/19 (日) 02:26
(2)
 体振の第2回会合の日も孝太郎は残業で遅かった。芙美子は気持ちを引き締め、妙な感情に流されることなく
打ち合わせに参加するつもりでいた。白地に淡いパステルブルーの下着上下を着用し、白の長袖Tシャツに
ブルーのブーツカットジーンズというカジュアルな格好で、黒のカチューシャで前髪をアップした。
19時から会合なので5分前には委員長である近藤宅を訪問した。既に全員が揃っていた。
委員長の近藤と石黒、藤田、田中、川島の各委員たちに芙美子を加えて総勢6名となる。
「前回会合ではいろいろと羽目を外すこともありましたが、今回はキリッとまいりましょう」
という近藤の言葉を皮切りに打ち合わせは始まった。
このあいだは感じなかった果物のような甘い香りのする香が焚かれていた。

 グレーの長袖ポロシャツを着た近藤は、ギラついた目をいっそう大きく見開いて一同を見まわし、
「さて、本日の議題は今年から一新するウェアのデザインをどうするかです。運動会など町内対抗体振行事に
参加する選手に着用してもらう服装となる半袖Tシャツ、トレーナー、短パン、ジャージ等について決めます」
と口火を切った。「幸い今年は石黒さんがおられるので助かっていますが……」
と付け加え、石黒に目をやった。ガッチリした体形で体育会系といった雰囲気の石黒は、近藤に目礼すると、
「うちのマンションの町内カラーである水色をベースとしたサンプルを本日は用意してきました」
と言った。石黒は女性用下着からスポーツウェアまで幅広くこなす服飾メーカーの営業担当であった。
「サンプルがあれば話が早いですねえ」
と茶髪の川島が応じた。
「アスリート気取りと言ったら語弊があるかもしれませんが、町内対抗リレーなどで走ってもらう選手の方々が
主に着用される半袖Tシャツと短パンが決まれば、トレーナーやジャージはそれに合ったデザインにすればいい
から、ポイントは半袖半ズボンのスタイルですよね」
と近藤が議論の対象を絞った。そして、「それともうひとつのポイントは女性対策ですね」
と付け加えた。
「そうですね。男が不満を言うことはほとんどありませんが、女性はいつも文句が多いんですよね。
やれ、デザインが悪い、とか、センスが悪い、とか、かわいくない、とかね」
と白いコットンシャツを袖まくりした藤田が補足した。
「そうそう、そういうことで、対策サンプルを用意したわけですよ。これですわ」
と言って石黒が上下のサンプルを広げた。上下ともに爽やかな水色を基調としたカラーリングで、
ノースリーブのシャツにサイドが適度に切れ上がったジョギングパンツというスタイルであった。
脇腹から腰下まで、上下を通じて約10センチ幅の白いラインをサイドに配し、左胸部分に町内名を表す
マンション名が濃紺で刺繍されていた。スリムに引き締まったシルエットのデザインで、なかなか精悍な
イメージを演出していた。袖がないのはそれを邪魔に思う人が多いからだそうだ。
「これ着たらどんな感じなのでしょうねえ」
と髪をかき上げながら川島が言うと、
「女性陣は見栄えにウルサイですからねえ。どうしたもんですかねえ」
と七三分けの田中が応じた。しばらく間があって、
「おお、そうだ。今年は柏木さんの奥さんがいらっしゃるから、試着してもらったらどうだろう」
と近藤が手を叩いて言った。その言葉を待っていましたとばかりに一同は、そうだそれがいい、と相槌を打った。

 何の香りだろう。香を嗅いでいるうちに芙美子は妙にリラックスした気分になっていた。
とても落ち着く感じで、なんとも心地よい、体がフワフワするような感じ。そして、何か昂揚するような感覚も
加わっていた。
「柏木さん、すみません。奥さんに試着していただき評価していただけますか?
奥さんには着てみた感じを厳しくチェックしていただき、我々は外観をチェックさせていただきます。
奥さんならスタイルも抜群だから適任だと思いますよ。お願いします」
と近藤が芙美子の手をいやらしく握りながら目を見つめて言ってきた。
「ええーっ。でもー。わたし困ります」
と芙美子は答えたが、近藤は握った手を放さない。他の委員たちも芙美子を囲んで繰り返し懇願してきた。
例の甘い香りの影響があるのかもしれないが、芙美子は断るのが面倒になり、どうでもよくなってきていた。
そして、最終的には引き受けてしまった。
(続く)

  1. 2012/09/23(日) 20:16:32|
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甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-①

[2329] 甘い香りの罠 -芙美子堕ちる-① 角笛 投稿日:2007/08/19 (日) 02:25
(1)
 また快楽に流されてしまった……。
芙美子は先日の体振初顔合わせ(『芙美子の危機』参照)での顛末を想い、己の意思の弱さを恥じていた。
酒に酔い、官能を抑制する機能が麻痺してしまっていたとはいえ、また快楽に身をまかせてしまった。
媚薬の次はアルコール。こんなことではいけない、と思う気持ちとは裏腹に、今後もこの危うい関係が
続くのかと思うと、ある種の期待を感じずにはいられなかった。夫以外の赤の他人である男たちの餌食に
なるかもしれない危険と興奮。不倫ではない(と思う)が、人妻が決して抱いてはいけない妄想。
禁断の甘い蜜。

 「フミちゃん、体振の会合で酔っぱらったらダメだよ。エッチなことされてもわからないだろ?」
と孝太郎に言われ、これからは気を付けますと答えた芙美子ではあったが、実際は怪しいものであった。
体振の男たちに中出しこそされなかったものの、白濁したエキスを口の中に出され、顔にもかけられた。
嬲られ、貫かれ、犯された。そして、感じてしまった。踏み込んではいけない背徳の領域。
複雑な気持ちであった。孝太郎は、芙美子のそういう官能性に薄々気付いているようであった。
(続く)


  1. 2012/09/23(日) 16:15:46|
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芙美子の危機③(完)

[2311] 芙美子の危機③(完) 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:03
(5)
 芙美子は全裸にされていた。近藤と石黒と川島も全裸になっていた。田中は服を着たまま、
しきりに脚に執着していた。藤田も服を着たままであったが、股間は爆発寸前に怒張していた。
「アソコが大洪水だな。ビチャビチャだぜ。指が締め付けられる。スゴイぞ」
と言いながら石黒は芙美子のおま○こに指を一本入れてかきまわしていた。
川島は左のおっぱいの先をチュパチュパしゃぶりながら、右のおっぱいの乳輪をこねくりまわしていた。
「嫁はんが亡くなってから久しぶりなんで、俺は口で逝かせてもらおうかな」
と近藤が言った。石黒は、
「俺はバックでブチ込もうかな」
と言って芙美子を四つんばいにさせた。四つんばいの下で、川島はホルスタインばりの豊満なおっぱいを
揉んでいた。藤田は我慢できなくなってジッパーを下げると、爆発しそうなイチモツを取り出し
シコシコしだした。
「奥さん、行くよ」
と声をかけて陰唇にチン○をあてがうと、石黒はバックからズブリと膣に挿入した。
「あん」
と芙美子が歓喜を上げた。が、すぐに「んぐぐっ」という声に変わった。近藤が口にブチ込んだからだった。
芙美子は石黒に貫かれて、腰を振り出した。近藤は芙美子の頭を押さえて、腰を前後にゆすりながら
久しぶりのフェラチオの感触を楽しんでいるようだった。
「おおおー、締め付けが厳しすぎてもう逝きそうや」
と悲鳴を上げる石黒に、近藤が、
「おいおい、おま○こに中出しはダメだぞ。さすがにな」
と注意した。
快楽に翻弄された芙美子は、あはんあはん、と声を出していた。
石黒は発射寸前の臨界点に達すると、肉棒を引き抜き、芙美子の腰の上に放出した。
おびただしい量の、濃いザーメンであった。芙美子もエクスタシーに達したようであった。
芙美子のアソコからは、透明な快楽のしるしがポタリポタリと落ちた。
近藤も「うっ」とうめき声を発して芙美子の口内に発射した。自家発電していた藤田は、近藤がチン○を
抜いたのを見届けてから、芙美子に顔射した。今度は生でブチ込みたいと思った。
そのとき、玄関のチャイムが鳴った。時刻は23時半を少し過ぎていた。

(6)
 連日の残業に疲れた体を引きずるようにして、孝太郎は自宅に辿り着いた。鍵を開けて部屋に入ると
真っ暗であった。電気を点けるとダイニングテーブルの上に芙美子からの書き置きがあった。19時から
体振委員長である近藤氏宅で会合と。それにしても遅い。もう23時半になる。孝太郎は例のいやな予感を
感じながら近藤氏宅を目指して部屋を出た。

(7)
 藤田たちはチャイムの音に一瞬ドキリとした。近藤が誰だろう、と首を傾げながらインターホンに出ると
「夜分恐れ入ります。柏木ですが、家内はおりますでしょうか?」
と男が訊ねてきた。芙美子の旦那のようであった。近藤は、ちょっと待ってください、と取り繕うと
インターホンのスイッチを消した。そして、
「ヤバイぞ。急いで服を着せろ」
と一同に指示した。
 全裸になっていた近藤と石黒と川島は、まず自分たちの服を着ることに専念していた。藤田と田中は、
あたりに散らばった芙美子の下着や服を集めると、それぞれ分担して着せ始めた。芙美子はオルガスムスを
感じ、余韻に浸ったあとそのまま眠ってしまったようだった。
パンティを履かせ、慣れない手つきでブラジャーを付けると、ブラウスを着せてスカートを履かせた。
パンティストッキングは田中が破ってしまったので、見つからないようゴミ箱に捨てた。
全員で部屋を整えると、服を着た近藤が玄関へ柏木氏を出迎えに行った。

(8)
 孝太郎が近藤氏宅を訪問し、インターホンで用件を言うとしばらく待って欲しいと言われた。
約5分待たされたあと、挨拶もそこそこに孝太郎は部屋に通された。
芙美子はソファーに体を横たえて眠っているようだった。
「会合の際にお酒も少々呑まれたのですが、酔われてしまったようで……。グッスリ眠られました」
と近藤が説明してくれた。近藤以外にも体振委員は4人いたが、皆男ばかりであった。
孝太郎は芙美子を抱きかかえると、近藤氏宅をあとにした。

(9)
 自宅に帰ると孝太郎は芙美子をベッドに寝かせた。アルコールくさい。
寝巻きに着替えさせようとブラウスを脱がせて違和感を覚えた。ブラジャーの肩ひもが、両方とも肩に掛かって
いないのだ。肩ひも付きのブラジャーをストラップレスのように芙美子は着用していた? 何かおかしい。
スカートを脱がせてパンティを眺めると、心なしかクロッチ部分が濡れているように見える。
パンティをずらして股間を確認すると、アソコが濡れていたような跡があった。雌の匂いがする。
顔を向こうにして眠っている芙美子をこちらに向かせようと頭を抱えて首をまわした瞬間、芙美子は、
「うーん」
と唸って口を少し開いた。そのとき、唇の端から白い液体がトローリと流れ出してきた。かなりの量だ。
白い酒? それとも、……。まさかザーメン?
(終)

  1. 2012/09/23(日) 11:15:11|
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芙美子の危機②

[2310] 芙美子の危機② 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:01
(3)
 あらかじめ仕出し屋から取り寄せてあった料理を食べながら、酒も呑んでのさっくばらんな会合であった。
主に顔合わせがメインのものだったので、アルコールがまわりだすとだんだん危うい方向の話題に脱線して
いった。アルコール類はほとんど呑めないという柏木さんに近藤や石黒や川島は強引に勧めたので
柏木さんは顔をピンク色に染めて、仕草がだんだん色っぽくなってきていた。藤田は興奮してきた。
柏木さんは、横に坐った近藤が図々しく肩に腕をかけていることにもあまり抵抗しなくなっていた。
「奥さん、柔らかいねえ。肌が白くてキレイだねえ」
とからみついてくる近藤に、
「あーん、らめれすよ、こんどーさん。そんなにひっつかないれくらさいよー。あっ」
やや抵抗していた柏木さんがビクンと反応した。近藤が軽く胸を撫で上げたのだった。
石黒が仕事上の参考(女性用下着も扱っているので)にとあらかじめ用意していたボディ・アンケートへの
回答記入を少し前に終えていた柏木さんは、服を着ていても男たちの頭の中では裸も同然であった。
柏木芙美子、24歳、結婚1年目。168センチ、52キロ。B91(Fカップ)、W56、H89。
運動履歴はクラシックバレエと走り高跳び。
芙蓉のように美しい子、芙美子。これからは心の中では芙美子と呼ぼう、と藤田は思った。

 酔いのまわった芙美子は、近藤たちにいいようにもてあそばれていた。
「奥さん、ヘアバンドで結い上げた髪型がキュートですねえ」
と言いながら近藤は芙美子の耳を舐めている。
「今度の新しいブラジャーは、サイズの大きめな人に窮屈な思いをさせないコンセプトなのですよ」
とわけのわからないことを言いながら石黒は芙美子のおっぱいを鷲づかみにしながら揉んでいる。
川島はウエストからヒップにかけてを両手で撫でまわしたり、揉んだり、さすったりしている。
田中はスラリと美しい脚線に頬ずりしている。
「あっ、あっ、あっ、ンふっ」
と芙美子は熱い吐息を漏らし始めていた。藤田もかなり興奮していた。
「おい、一番ショート! 藤田さん。あんたも来いや」
と近藤に呼ばれて、藤田は芙美子の顔に自分の顔を近づけるとキスをした。唇を舐めまわした後、唇を割って
舌を差し込んだ。そして音を立てて唇を吸い上げた。
「もう我慢できないなあ」
と言いながら石黒が芙美子の白いブラウスのボタンに手をかけた。誰も制止する者はいなかった。
艶かしく体をくねらせながら女の反応を始めている美貌の人妻を前に、藤田たちの良心は消失していた。

(4)
 石黒がブラウスを脱がせると白いブラジャーがあらわれた。川島がベージュのプリーツスカートを脱がせ、
田中がパンティストッキングを破り取ると、白いパンティがあらわれた。
「おい、想像どおりスゴイぜ。たまらんなあ、この膨らみ」
石黒はブラジャーのホックを外しておっぱいを露わにすると乳首にしゃぶりついた。
「あっ、らめエー」
と芙美子は口を半開きにして色っぽくつぶやいた。
川島はパンティのクロッチ部分をしきりに撫でている。少し染みが生じているようだった。
「奥さん、いやらしい匂いがするよ。雌が発情している匂いだ」
川島がパンティを太腿のあたりまでずり下げてヘアーに顔をうずめた。
田中は足の指先を中心に舌を這わせたり、吸ったりしている。
「奥さん、我々体振委員一同、結束を固めて頑張っていきましょう。その前に、お互いのことを良く
知り合いましょう。昔風に言うなら裸の付き合いですかねエ」
と芙美子の耳元で囁いて、近藤は自分のズボンを脱ぎ始めた。
藤田は、近藤の屹立した肉棒を見た芙美子の目つきが少し変わったような気がした。
(続く)

  1. 2012/09/23(日) 06:14:27|
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芙美子の危機①

[2309] 芙美子の危機① 角笛 投稿日:2007/08/05 (日) 04:00
(1)
 あの夏の夜の出来事(『官能の虜』参照)の直後、芙美子と孝太郎は郊外のマンションに引っ越した。
成田の部屋から少しでも遠ざかりたがった孝太郎の意向に従っての引っ越しであったが、
親しい友人がいるわけでもなかったので、芙美子にとっても気持ちを切り替える良い機会となるはずでった。
結局、前のマンションには新婚2ケ月ちょっとしか住んでいなかった計算になる。

 新居に移って既に半年、すっかり新しい生活にも慣れてきていた。
あの夏の夜、桐島や成田兄弟たちに交代で中出しされ、大量の精液を注ぎ込まれた芙美子ではあったが、
幸いなことに妊娠することはなかった。芙美子は、桐島たちに呼び覚まされた女の喜びを孝太郎に求め、
孝太郎もそれに応えるよう努力した。この半年間、孝太郎と芙美子は雄と雌でった。
お互いの体を獣のようにむさぼり合い、性技に習熟していった。幸福であった。

 新しい春を迎え、マンションの世話役がまわってきた。体育振興委員(体振)を担うことになった。
ここ数ケ月忙しく働いている孝太郎は連日帰宅が遅く、土日は家で休養していることが多くなっていた。
4月からも繁忙状況に変わりはなさそうで、孝太郎を当てにはできないだろう。柏木家は、芙美子を主体に
責任を果たしていくしかなさそうだ。先が思いやられた。
「フミちゃん、町内行事の対応は大変だと思うけど、よろしくね。くれぐれもヒヒオヤジには気を付けて。
フミちゃんのナイスバディに目が眩んで鼻の下を伸ばす輩が、きっといるだろうから」
孝太郎は気が気でない様子だった。
「大丈夫、注意するわ」
と芙美子はロケットおっぱいを反らしながら愛らしく答えた。その姿を見た孝太郎は、
「やっぱり心配だなあ」
と深刻な顔でため息をついた。

 体振の初会合の日、孝太郎はやはり仕事が忙しく、芙美子が出席するしかなかった。
フリルをあしらった白の長袖ブラウスと膝がギリギリ見える丈のベージュのプリーツスカートを着用し、
薄く化粧を整え19時からの会合に備えた。ヘアバンドとU字型のアクセピンを用いたまとめ髪は
アクティブな印象のミラノスタイルに仕上げた。
体振の会合へ行く旨の書き置きを残すと、芙美子は体振委員長である近藤氏宅へと急いだ。

(2)
 藤田涼平は複雑な気持ちでミネラルウォーターを飲んでいた。4月から体振委員を務めることを考えると
憂鬱以外の何ものでもなかったからだった。……だった? 委員の顔ぶれを知るまでは……。
事実、今日の初会合の集まり状況から、他のメンバーも同じように考えていることが伺える。
体振委員は全員で6人になるのだが、そのうちの5人はお互いよく知っている面子だった。
町内で結成している草野球チームのメンバーだったから。
 委員長の近藤は自営業を営む40代半ばのガッチリした体格のオヤジ。ファーストを主に、内野全般を守る。
奥さんとは死別しているらしく、子供もいないこともあり、今日の初会合は近藤宅でとなった。
 石黒は服飾メーカーの営業をやっている30代半ばのスポーツマンタイプ。キャッチャー。
男らしい風貌からは考えにくいが、女性用下着からスポーツウエアまで幅広くこなしている大手らしい。
 田中は40歳前後でヒョロヒョロッとした体形の理科系タイプ。実際、機械系のメーカーでエンジニアを
やっているとのこと。守備は外野全般。
 川島は30歳ちょっと前の茶髪野郎でピッチャーをやっている。職業は不明。基本的にお調子者だが
短気なところがあり、たまにキレるときがある。
 さて、もうひとり、最後の委員。最近引っ越して来られた柏木さんの奥さん。19時からの会合なのに、
残りの5人が30分も前からいまや遅しと待ち構えている原因でもあるのだが……。
とにかく美しくてかわいい。プロポーションが抜群で目が惹きつけられる。藤田が今まで出会った女性の中でも
一、二を争うハイレベルな女性。男なら股間を直撃される魅力。憂鬱以外の何ものでもなかった体振委員が、
スーパー・ラッキーに感じられるほど。

 「柏木さんの奥さん、遅いですなあ」
と近藤が口を開いた。「まあ、まだ19時までには10分ありますしねエ」
「そうですねえ」
と田中が相槌を打った。旦那が忙しいらしいので、柏木家は基本的に奥さんが体振委員を務められるはずだが、
まさか旦那が来ることはないだろうなあ。皆、そのことが気が気でなく、そわそわしているのだ。
「しかし、あの奥さんはいいよなあ。美人でスタイルがいいし、胸もでかそうだよなあ」
と石黒が話を振ると、
「かなりのカップ数ですよね」
と川島が乗ってきた。草野球の呑み会でも、しばしば交わされる会話だ。
「おいおい、酒も出す予定だが、あんまり脱線するなよ」
と近藤がたしなめたところでチャイムが鳴った。男たちは生唾を飲み込んでインターホンに注目した。
「こんばんは、柏木です」
彼女の声であった。
(続く)
  1. 2012/09/22(土) 18:13:20|
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孝太郎の憂鬱

[2300] 孝太郎の憂鬱 角笛 投稿日:2007/08/02 (木) 00:50
玄関のドアが開く音で目が覚めた。芙美子が帰ってきたようだ。
右目をこすって時計を見ると明け方の5時過ぎだった。土曜の朝だ。
目を閉じて寝たふりをする私の横を芙美子が通りすぎていく気配がした。
「孝太郎さん」
と小声で確かめる芙美子の声には気付かないふりをして、ソファーで眠っているふりを
続けた。実際、とても眠かったのだ。
昨夜の出来事(『官能の虜』参照)が信じられず、部屋に戻ると酒をあおって
そのまま眠り込んでしまったようだった。あれが現実のことなのか、正直なところ、
今でも半信半疑の思いだ。

芙美子がシャワーを浴びている音がバスルームから聞こえてくる。
あの男たちが芙美子の体に遺した全ての痕跡を洗い流しているというのだろうか?
体中を舐め尽くされた唾液、体内に放出されたおびただしい精液。
飲み込んでしまったザーメンは今更どうしようもないだろうが……。
芙美子が奴らにもてあそばれている姿を想像すると言いようのない屈辱感が
沸きあがってきた。愛妻を寝取られた悔しさ、夫としての無念。情けない……。
しかし、同時に股間に違和感を覚えた。勃起してきたのだ。
唇を吸われ、耳を舐められる芙美子。おっぱいをしゃぶられ、乳首を転がされ、
フェラチオしながら腰を振ってアソコから愛液を垂らしている芙美子。
蜜壺をかきまわされ、中出しされてウットリしている芙美子。
妄想が再現なく膨らんでいくと同時に、私の肉棒は硬さを増していく。
寝取られた屈辱が性的興奮を引き起こしているのか?
また眠くなってきた……。

芙美子が朝食の用意をする音で、ふたたび目が覚めた。
芙美子は白の半袖ブラウスにグレーのジャンバースカートという服装で
白地に花柄のエプロンをつけ、クリーム色のカチューシャで前髪を押さえていた。
「おはよう。昨日は酒を呑んでてそのままソファーで眠ってしまったようだ。
いつ寝たのか、ほとんど憶えていない」
と私が言うと、芙美子は
「おはよう」
とだけ答えた。
「昨夜はよく眠れたかい?」
「えっ、ええ。よく眠れたわよ」
と芙美子はやや腫れぼったい目をこちらに向けて言った。
心なしか普段よりも色っぽい目つきに感じた。
腰まわりも艶かしく、充実感に満ち足りているようだった。
昨夜のことを訊きたい。しかし、訊けば夫婦関係に取り返しのつかないヒビが
入るかもしれない。でも、実際どうだったのだ、芙美子……。良かったのか?
そんな妄念を抱いているうちに、またもやムクムクと元気になってきた。
桐島や成田兄弟に玩具にされた芙美子にブチ込みたくなってきた。
背後から抱きつき、首筋に舌わ這わせながら芙美子の胸をまさぐった。
「あん、ダメよ。あなた……」
という芙美子にはおかまいなしに、こちらを向かせて唇に吸いついた。
ソファーまで移動し、芙美子を仰向けに寝かせると、
「昨夜は気持ち良かったのだろ?」
と言った。芙美子は体をビクッと震わせただけで返事はなかった。
エプロンを脱がし、ブラウスのボタンを外すと白いブラジャーに包まれた豊満な胸の
ふくらみがあらわれてきた。このおっぱいも奴らにもてあそばれたのかと思うと
ペニスは更に硬くなっていった。スカートのホックを外して脱がすと、ローライズ気味の
白いパンティが姿をあらわした。恥丘をそっとなでると芙美子は、
「あっ」
と短く反応した。ここもさんざんいじくりまわされたことだろう。
クリトリスをころがされ、陰唇をさすられ、膣の中を指や肉棒でグチュグチュと
かきまわされたことだろう。私は少しいじわるな気分になってきていた。
唇にキスをし、ブラジャーを外しておっぱいをしゃぶる。
へそを指先でマッサージし、パンティーを脱がすとアソコをペロペロと舐める。
桐島や成田兄弟たちが残したであろう男の痕跡を跡形もなく消し去ろうとしている気が
した。まるで、縄張りを争う犬が電柱に小便をするが如くに……。

まだ催淫剤の影響が残っているのか、芙美子の反応がいい。
全身からフツフツと汗を噴出し、ハアハア息を弾ませると、艶かしい声を上げてきた。
「あっ、ぅふん。あぁー。んふっ、んん。ああぁ」
体の表面だけでなく、芙美子の内部も早く浄化すべきだと思えてきた。
硬くなったイチモツを充分潤った膣口にあてがうと、一気に挿入した。
「あふうー」
と芙美子が声を上げた。消してやる、消してやる。奴らの痕跡を消してやる。
ピストン運動を続けながら、他人棒に犯されて快感を得ている芙美子を想像すると
アソコの中で、チン○がますます硬く大きくなったような気がした。
「そんなに締め付けられるともたないよー」
と悲鳴を上げながら、しばらくは芙美子の中には出せないな、と冷静に考えていた。
生理の直前のはずなので安全日だとは思うが、昨夜の乱交で受胎しているかもしれない。
奴らの精子が今も泳いでいる子宮に自分の精子を混ぜる気はない。
万一芙美子が妊娠した場合に誰の子か判断がつかなくなる。
中出しすることはしばらくのあいだ我慢しよう。
「フミちゃん、口の中にいくよ。口をあけて」
と言うと、それに応えて芙美子はかわいい唇を大きくあけた。
私が芙美子に口内発射するのは今日が初めてだが、彼女は昨夜奴らの精液を大量に
既に受け容れている。臨界点に達するとチン○を素早く引き抜き、芙美子の口へ持って
いった。いつもよりたくさんのザーメンが、ドピュッー、と出た。
口へ挿入する直前に放出し始めたので、唇の周りを汚してしまった。
「んぐぅ、ぅぐぅ」
と呻きながら男のエキスを口できれいに絞り取ってくれた。
うれしいような、悔しいような、複雑な気持ちになった。
芙美子は目がトローンとした状態で、半開きの唇から少し精液を垂らしていた。
アソコと肛門のあたりがピクッ、ピクッ、と規則正しく痙攣していた。
口の中のザーメンを目視確認したのち、
「ゴックンしていいよ」
と言うと、芙美子は喉を鳴らして飲み干してくれた。
芙美子の官能を開発するキッカケが他人であったのは不本意であるが、
性に目覚め、快楽に耽る芙美子を得られたことはうれしかった。
と、前向きに考えることにしよう。悔しいけれど。
「フミちゃん、これからは二人でセックスを楽しんでいこうね。いろいろな意味で……」
芙美子は無言でコクリと頷いた。
唐突に、このマンションからは引っ越そう、と私は考えていた。
成田兄弟や桐島の手の届かないどこかへと……。
しかし、たとえ成田兄弟や桐島から逃れたとしても、芙美子の美貌がある限り
世の男どもの劣情に晒されるということに変わりはない、
ということをこのときにはまだ気付いていなかった……。
(終)

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官能の虜 <芙美子篇(本篇)>⑤(最終回)

[2288] 官能の虜 <芙美子篇(本篇)>⑤(最終回) 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:52
(承前)
「さあ、芙美子さん、キスしましょう」
いつ戻ってきたのか、忍の顔が芙美子の間近にあった。
「旦那さんは、ちゃんと帰られましたよ。少し戸惑ってはおられましたが……。
大丈夫。旦那さんは芙美子さんのことをきっと理解してくれますよ。
だって、芙美子さんは女性の本能に目覚めただけなんですからね」
キスをした後、耳たぶを舐めながら忍がやさしく囁いた。
「快楽を享受し生殖行為に及ぶ行為は、この世に生を受けた者――男と女――雄と雌
として極あたりまえの営みなのですよ。恥じることはありません。
あなたのように美しく、プロポーション抜群で、若いけれど適度に人妻の色気がのった
女性は、世の男どものためにもっとオープンに性を満喫して欲しいと思います。
あなた自身も女として開発されていってポテンシャルを上げて欲しいですし、
どんどん性技に習熟して男どもの性欲の捌け口として雄を喜ばせて欲しいのです」
うなじを撫でながら首筋に舌を這わせ、忍は甘く語りかけた。そのまま胸に視線を移し
舌で自分の唇のまわりを舐めると、芙美子のおっぱいを揉み始めた。
「充分に熟した桃のように、果肉のつまった素晴らしいおっぱいですね。
重力に負けることなく適度な張りと弾力を保っている。小さすぎず大きすぎず、
絶妙な大きさの乳輪と可愛く尖った乳首。やや乳輪がプクッとふくらんでいるのが
いやらしくて、男心がくすぐられます」
右のおっぱいの乳輪を舌で円を描くように舐めまわしてから乳首を吸い、つづけて
左のおっぱいに忍はしゃぶりついた。しばらく堪能した後、体を起こし、
芙美子のへそを右手の人差し指で撫でながら
「大事なお花をもう一度見せてくださいね」
と言って、甘い蜜と桐島のザーメンを滴らせた芙美子のアソコに手を伸ばしてきた。
「トロトロに熟れていますね。私もここに入れたいので、その前にもう一度フェラ
してください。そうそう、いいですよ。だいぶ上手になってきましたね。
さあ、そろそろいただきましょうか」
充分硬くなったペニスを陰唇にあてがうと、忍はズブリと挿入してきた。
粘液で潤った結合部からヌチャヌチャといやらしい音をたてながら、忍と芙美子は
正常位で腰を激しく振っていた。
「芙美子さん。奥さん。ああー。とってもいい感じに締め付けてくれますね。
キュッとくるときにはチギレそうですよ。奥さん。キスしてください。
あなたが結婚される前に出会いたかったなあ。ああ、スゴイ」
芙美子は全身に汗を噴出しながら、ハアハアと激しく喘いでいた。
官能に支配されて、もう何が何やらわからなくなっていた。
ひたすら男の欲望を受け容れることに執心していると言ってもよかった。
「ううっー。ああぁー。奥さん、逝かせてもらいましたよ」
忍が肉棒を抜くと芙美子の秘裂からザーメンがトローリと垂れた。
「やっと俺の順番がまわってきた!」
と歓喜の声を上げて省吾が芙美子のおっぱいにしゃぶりついてきた。

東の空が明るみはじめていた。
あれから何回交わったことだろう。何回しゃぶり、何回肉棒を受け容れたことだろう。
最初は強制されていたフェラチオも、途中からは自分からすすんで咥えこんでいた。
精液を飲むこともイヤではなくなっていた。
催淫剤が芙美子から全ての理性を奪い去ったためだろうか? それとも……。

「奥さん、もうわしらも限界や。充分堪能させてもろたわ」
と桐島。
「奥さん、最高だったッスよ。俺、女を見る目が変わりましたわ」
と省吾。
「奥さん。芙美子さん。ほんと楽しませてもらいました。でも、私たちだけでなく
あなたも女性としての機能をフルに回転させる喜びを味わえたと思いますよ。
これからは性に対してもっとオープンに楽しんでいかれたらよいと思います。
休憩されたら、気を付けてお帰りくださいね」
と言って、忍が頬にキスしてきた。
芙美子は起き上がると脱ぎ散らかした下着を探し始めた。
ベッドの横にパステルピンクのパンティと薄ピンクのタンクトップが落ちていた。
リビングのソファーの上にパンティとお揃いのブラジャーが畳んで置いてあった。
白いタイトミニはリビングとベッドルームの間に脱ぎ捨てられていた。
芙美子は全部拾い上げるとパンティ、ブラジャー、スカート、タンクトップの順に
身に着けていった。洗面所へ行き、ザーメンで汚された口のまわりと顔を洗い
髪を整えるとゆっくりと玄関へ向かった。
「奥さん、いつでも寂しくなったら遊びに来てくださいよ。気を付けて」
という忍の声を聞きながら玄関のドアを閉めた。

マンションの廊下を重い足取りで歩きながら芙美子は様々なことを考えていた。
孝太郎はどんな思いで夜を過ごしたことだろう。孝太郎は許してくれるのだろうか?
そしてそれよりも、女としての官能に目覚めてしまった自分はこれからどのように
生きていけばよいのだろう。昨夜までの貞淑な自分と、生き物の雌としては至極当然
ではあるが、淫らな部分を解放されてしまった自分が共存することは果たして
可能なのだろうか?
昨夜から今朝にかけての信じられない甘美なひとときを反芻しながら、芙美子は
孝太郎の待つ自室のドアノブに手をかけた。
(芙美子篇 終)

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官能の虜 <芙美子篇(本篇)>④

[2287] 官能の虜 <芙美子篇(本篇)>④ 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:50
(承前)
いまや芙美子は官能の虜と化していた。桐島に征服されてしまったのだ。
結合部からは、ヌチャヌチャといやらしい音が聞こえてくる。
同時に、今まで感じたことのない快感が怒涛の如く芙美子に押し寄せてきた。
「奥さん、スゴイ締め付けてくるねえ。うひゃー。こりゃあ、旦那はもたんやろ。
俺も耐えられんわ。あかんあかん、すぐに爆発しそうや」
懸命に腰を動かしながら、桐島がうれしい悲鳴をあげていた。
芙美子が快楽の大波に呑み込まれてビクンと痙攣した瞬間、桐島は
「うっ」
とうなり声を上げると、芙美子の体内におびただしい精液を放出していた。
「うふん。あはぁーん」
桐島が欲望の猛りを吐き出した後も、芙美子は引き続いて快楽の波にあった。
規則正しいリズムでビクンビクンと体を震わせていた。
「逝った後もナニを咥え込んで放さへんなあ、奥さん。スゴイでー。
ほんならこのまま、騎乗位で逝かしてもらおか」
結合したままでゆっくり芙美子を抱え上げ、桐島は潜り込むように体位を変えた。
芙美子は騎乗位にあっても、なおも体を震わせていた。そして、腰を振り始めていた。
「おい忍。とりあえずお前もフェラチオしてもろたらどうや」

忍の硬くなったモノで口を犯されていた。頭を押さえ込まれているので逃げられない。
アソコには桐島の肉棒が突き刺さったままだった。二人に玩具にされている感覚と
騎乗位という体位のために、芙美子はいっそう狂わされていた。
上の口と下の口を同時に犯されている……。腰振りをやめられそうにない。
前後に。上下に。芙美子は自ら腰を振りまくっていた。
アソコがとろけてしまいそうに熱い……。

「桐島さん。兄ちゃん。あのおー……」
と省吾が声をかけてきたようだったが、
「ちょっと待て、今ええとこなんや。この女、よう締まるわ。逝きそうや」
と桐島が制した。。
「省吾、後にしてくれ。桐島さんも俺もいいところだからさ」
忍が追い討ちをかけるように言った。そして、やさしい声で芙美子に語りかけてきた。
「いいかい。お口からこぼしたらだめだよ。一滴残らずね」
芙美子の口でピストン運動をしていた忍が、しばらくすると「うっ」という
うめき声を上げてその動きを止めた。
「しっかりお掃除して、ゴックンするんだよ。はい、ゴックン」
口に放出された男のエキスをごくんと飲み込んだ。量が多くて全て飲み干すことができず、
かなりの量の精液が口の中に残った。ああ、と一息ついたとき、左の唇の端から
白濁した汁が一筋こぼれ落ちた。
「わしも2発目発射やー」
桐島は雄叫びを上げ、芙美子の膣内に2度目の放出を試みた。
「おおっ、締まる締まる。チン○をギューッ、ギューッと締め付けてきよるわ。
うううー。このねーちゃんのあそこは3発目を要求しとるでエー。たまらんなあ」
桐島の歓喜の声を、芙美子は他人事のように聞いていた。
「省吾くんよ、なんぞ用か?」
と桐島は言った。
「えっ、ええ。こちら階下の柏木さんですわ。奥さん迎えに来はったんスよ」
と省吾が答えていた。柏木? 今、省吾は柏木と言った? 
背中がビクッと反応するのを芙美子は感じた。
「奥さん? 誰のことや? わしは知らんで」
と言う桐島に対し、省吾が
「その女ですわ」
と答えた。

「芙美子?」
と問いかけてくる声に、芙美子は騎乗位の体制のまま、唇の端からザーメンを
垂らしながら、うつろな目つきでゆっくり振り返った。
「あなた……」
視線の先には孝太郎がいた。
見られてしまった。男たちに征服されている自分を……。
知られてしまった。官能の虜と化した自分を……。

「おお、あんたの奥さんやったんか。それはすまんかったなあ。
そやけど、美人でスタイル抜群で、おまけにアソコも名器やし、最高やでー。
あんたがうらやましいわ」
と桐島が孝太郎に向かって話しかけていた。孝太郎は困惑しているようだった。
桐島が騎乗位の芙美子を見上げながら言った。
「奥さん、旦那さんが迎えに来はったけど、どうする? やめて帰るか?
わしはどっちでもええけど、奥さんのあそこはしっかりチン○を咥え込んで放さへんし、
またカチンカチンになってしもたわ。ほんま、ええ締まりしとるなあ」
腰を突き上げながら桐島は芙美子に訊ねる。
「桐島さん、そら殺生ッスよ。自分はまだぶち込んでませんし、
兄ちゃんも口で1発逝っただけですし。桐島さんの話聞いてたら我慢できませんスよ。
スゴイ締まりなんスよねエ?」
と省吾が泣きそうな声で割って入った。
「省吾くんよ、考え違いしたらあかんで。わしらは、奥さんの希望に沿って
協力しているだけや。奥さんがやりたいと思ったはることを手助けしてるだけや。
奥さんが帰りたいと言わはったら帰ってもらわなあかん。
飽くまでも奥さんが自発的に帰りたいと言わはったらやけどな……」
桐島はもう一度芙美子に向き直って言った。
「奥さんどうする? 旦那さんと一緒に帰るか?」

官能の渦の中心で快楽に溺れつつある芙美子は、自分がわからなくなっていた。
理性とは裏腹に、女としての本能――解放された雌の部分が暴走している。
桐島の上で腰を上下前後に振りながら芙美子は孝太郎の方を向いた。
濡れた瞳で、躊躇しながらゆっくりと口を開いた。
「あなた、ごめんなさい……。わたし……」
女の喜びを知ったいま、抗うことはできなかった。

騎乗位から対面座位、屈曲位へと移った後、正常位で芙美子にキスをしながら
桐島がやさしく話しかけてきた。
「忍たちが旦那さんを丁重に送り出しとるから安心しいや、奥さん。
おおー、ちぎれそうや。そろそろ3発目逝かせてもらうでー」
どぴゅーー!! 連続3発目とは思えない量のザーメンが膣の奥に注がれた。
「また締め上げられる前に抜かせてもらうわ」
桐島が肉棒を引き抜くと、芙美子のあそこからゆっくりと精液が溢れ出てきた。
粘性が高く、やや黄色味がかった白い液体が、ドクリ、ドクリ、ドクリと。
(続く)

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官能の虜 <芙美子篇(本篇)>③

[2286] 官能の虜 <芙美子篇(本篇)>③ 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:49
(承前)
知らない男三人の前に、芙美子はパステルピンクのパンティ一枚を身にまとい
かろうじて立っていた。夢か現(うつつ)か、他人事のように感じていた。
もしかしたら、これが催淫剤の効果か? きっとそうよ。催淫剤のせいよ。
芙美子は自分に言いきかせるように心の中で繰り返した。
「奥さん色が白いねえ。白磁のような肌ってやつやねえ。乳首もピンク色やなあ」
と言いながら桐島が胸に手を伸ばそうとしたが、
「桐島さん!」
と忍にピシリとたしなめられて手を引っ込めた。
「芙美子さん、脚を少し広げて立っていただけますか? 脚の付け根の部分にも
大事なマッサージのつぼがあるんですよ。そうそう。このあたりですけど……」
とフトモモの付け根、股間のすぐそばを両手の指先を使ってマッサージしだした。
熱を帯びた官能の中心を攻められる感覚に耐え切れず、芙美子は思わず
「あふうっ」
と声を上げてしまった。
「おや? ここも汗をかいているんですかね?
芙美子さん、すみませんけど仰向けに寝ていただけますか? ありがとう。
やっぱり濡れていますねえ。ココも熱いですか?」
と言って忍はパンティのクロッチ部分を右手の親指で軽く押してきた。
「!?」
芙美子は言葉にならない声を漏らした。
女の快楽のつぼを探り当てられた感覚に、芙美子の全身は呼応しているようであった。
「女性としての快楽を感じることが最も癒されるマッサージなのですよ。そして、
美しさを獲得する最短コースでもあるのですよ。」
と説明しながら忍はクロッチ部分を前後にさすったり、女の入り口を指で押して刺激した。
「桐島さん、お待たせしました、どうぞ。省吾はもう少し待ってくれ」
忍にそう言われると、桐島は待っていましたとばかりに芙美子のおっぱいに
むしゃぶりついてきた。左の乳首を吸いながら右の乳首を指先でこねくりまわすと、
「奥さん、ほんまにきれいなおっぱいやなあ。ほんで大きいなあ。張りがあって
ボリューム感がたまらんわ。よう肉が詰まっとーる感じや。男性経験は何人や?」
と言いながら、今度は右の乳首に吸いついて左の乳首をつまんでいた。
「主人が初めてです……」
快楽の波に翻弄されながら、芙美子はかろうじて答えた。
「ほおー、これだけの体を旦那ひとりにとは、もったいない。もっとキレイになって
もらうためにも、今日はとことん楽しみましょうや。奥さん、ほんまにかわいいなあ」
桐島は芙美子の耳元でそう囁くと、唇に吸いついてきた。
「ほんま、美人やなあ。カチューシャで髪をまとめて額を出している感じが
めちゃくちゃキュートや。たまらんわ」

桐島に胸を吸われ、キスをされながら口の中に舌を差し込まれている。
忍には、今まさにパンティを脱がされようとしていた。
芙美子は、今現在の自分の状況を信じられないでいた。
さらにもっと信じられなかったのは、快楽に悶えている自分自身の姿であった。
催淫剤のせいもあったかもしれない。しかし、女としての官能に目覚め、
解放されていくことに戸惑いながらも、それを受け容れている自分が信じられなかった。
忍にクリトリスをころがされながら、指一本を蜜壺に挿入されていた。
そこから、甘い快楽のしるしを多量に垂れ流しているのを感じていた。
これから、ただでは済まない予感があったが、それに抵抗することのできない自分を
感じていた。快感の波状攻撃に耐えられず、わけがわからなくなってきていた。
芙美子は生まれて初めて、官能に支配されつつあるのかもしれないと思った。

「おい、俺にもそっちをしゃぶらせてくれや」
と言って、桐島は芙美子のアソコに顔をうずめてきた。ピチャピチャとクリトリスや
陰唇を舐め始めた。
「奥さん、キレイなおま○こやなあ、サーモンピンクで。クリトリスもかわいいなあ」
省吾はおっぱいにしゃぶりついてきた。吸ったり、指先でもてあそんだりしながら
豊満でボリュームがあってロケットのように突き出たおっぱいを堪能していた。
「んふーっ、……っはぁーん、……んー……、はぁーん」
「どうです芙美子さん。気持ちいいでしょ? 快感は女性を美しく磨いてくれます。
美貌を保つための特効薬なのですよ。きっとご主人にも喜ばれますよ。
これも経験と思って、ゆったりと楽しんでください。とってもセクシーですよ」
忍が耳元でやさしくささやくように話しかけてきた。

「奥さん、そろそろ俺のコイツをしゃぶってくれへんか?」
と言って桐島は屹立したイチモツを芙美子の顔の前に持ってきた。
「ええっ? そんなことしたことありません」
朦朧とする意識の中でかろうじて断ろうとすると
「ほおー、そうかい。誰でも最初は未経験。フェラチオも勉強しといた方がエエ」
桐島は、芙美子の唇をこじ開けるように、いきり立つ男のシンボルを挿入した。
「歯を立てるなよ。吸って、吸って」
と言いながら桐島はピストン運動を始めた。芙美子はときに「グエッ」と声を上げ
ズビュッ、ズビュッと音をたてながら懸命にチン○をしゃぶらされていた。
桐島のイチモツは、口の中でどんどん硬さを増していた。
孝太郎のモノよりもひとまわり大きいサイズの肉棒であった。

「さあ、奥さん。そろそろズブリといこうか?」
「えっ? ダメ。それだけはダメ」
「そんなこと言ってるけど、あんた、それだけ感じていて途中でやめたら体に悪いで。
せっかくリラックスしたのが無駄になってしまうでエー」
そう言うと桐島は肉棒を膣口に当てがった。
「イヤッ」
「まあ、そう言わんと。なっ?」
と言うや、一気にチン○をあそこにブチ込んできた。
「ああぁぁーーー、イヤぁー」
(続く)

  1. 2012/09/21(金) 20:07:43|
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官能の虜 <芙美子篇(本篇)>②

[2285] 官能の虜 <芙美子篇(本篇)>② 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:47
背中から腰にかけてやさしくマッサージされているうちに、ますます火照ってきた体を
芙美子はもてあましていた。官能中枢をくすぐられているような感じだ。全身が熱い。
「あっそうそう、今日は充分にリラックスしていただけるよう、アイスコーヒーに
アフロディジアックを少し混ぜておきましたので……」
と忍が言った。芙美子はそれが何のことかわからず尋ねた。
「アフロディジアック?」
「まあ、媚薬や催淫剤の一種です。ストレスをほぐし、感覚を解放する効果が
あるんですよ。まあ、あまり気になさらないでください。ところで、そろそろ
うつ伏せに寝ていただいて腰のあたりをマッサージしたいのですが、
スカートを脱いでバスタオルを巻いていただけますか? 省吾、バスタオルの準備」
「はいはい、兄ちゃんどうぞ」
用意されてきたバスタオルを受け取ると、忍は芙美子の腰に巻きつけた。
「さあ、芙美子さん、ゆっくりで結構ですからスカートを脱いでください」

媚薬? 催淫剤? これらの言葉を頭の奥で夢のように聞きながら、芙美子は
スカートのホックを外し、脱ぎ始めていた。男たちがゴクリと生唾を飲み込んだような
気がした。
「さあ、うつ伏せに寝転んでください。腰のまわりを揉みますよ」
と言うと、忍は両手で腰のあたりを揉みだした。
体の中心から沸き起こってくる官能の脈動を芙美子は感じ始めていた。
体中から汗がどっと溢れ、薄ピンクのタンクトップをところどころ濃いピンク色に
染めていった。
「背中の中央をマッサージしたいので、すみませんがブラジャーのホックを
外させていただきます」
と言うや否や、ブラのホックを忍に外されてしまった。
「どうです、気持ちいいでしょ? 体の裏側をマッサージされるのって」
「ええ。そうですねえ。あっ」
ブラのホックがあった辺りを揉まれた瞬間に思わず、あはん、と声を上げてしまった。

「だいぶエエ感じになってきたんとちゃうか?」
知らぬ間に桐島が関西弁になっていた。
「そうですねえ。では、もう一度立っていただけますか、芙美子さん」
芙美子を立たせて正面に向かい合わせになると忍は芙美子の目を見つめながら言った。
「体の前側もマッサージしたいので、ちょっと言いにくいのですがブラジャーを外して
いただけますか? もちろんタンクトップはそのままで結構です。
リラックスの基本は正しい姿勢からです。それを確認するのにブラジャーが邪魔に
なりますもので……。ほんと、すみません」
肩ヒモを片方ずつくぐらせて、言われるままにタンクトップの下のブラジャーを外した。
パステルピンクのFカップブラをソファーの隅に畳んで置いた。
だんだん何が何やらわからなくなりかけている芙美子であった。
「胸を張って姿勢を整えてください」
忍に促されて胸を反らせた。重量感のあるバストが突き出てタンクトップを引っ張る。
汗ばんだ乳頭周辺がピタリと張り付き、乳首の形をクッキリと見せていた。
今日着ているピンクのタンクトップは少しタイトめにフィットするデザインだったので
ボリュームあるバストから小気味よく絞られたウエストへのラインが悩殺スタイルを
強調していた。
「ええ胸やなあ」
と桐島が漏らした。
「うひょひょひょひょ。ロケットが2基、飛んで行きそうッスねえ」
と省吾。

「芙美子さん、美しくてボリュームのあるバストラインですね。この美しさを維持する
ためには胸筋の緊張をほぐして乳腺の働きを活発にしないといけません。
ちょっと失礼しますね。乳輪の外周に沿って指先でマッサージしますよ」
と言うと、忍は両手の人差し指を二つの乳輪外周に沿って円を描き始めた。
芙美子の体に電気が走り、ピクッと反応した。
忍の指先が描く円の半径が徐々に小さくなっていき、最も敏感な先端部分に辿り着いた。
もてあそぶように乳首をコロコロ転がしながら攻められ、芙美子は放心状態になった。
「奥さん、気持ちエエか? 忍のマッサージはなかなかのもんやろ?
催淫剤も効いてきてるんとちゃうか? エエ感じやろ?」
桐島の言葉がいやらしくからみつく口調になってきていた。
「芙美子さん、だいぶ汗をかいておられますね。このままではタンクトップが
ズクズクに濡れてしまいます。仕方ないので脱ぎましょうか?」
と忍は言うと、芙美子を万歳させてピンクのタンクトップを脱がせた。
それと連動するように桐島が芙美子の腰に巻いたバスタオルをほどいていた。
「美しい! これで体のラインをしっかり確認しながらマッサージできますね」
と忍が左の口の端をやや上げて笑みを浮かべながら言った。
(続く)

  1. 2012/09/21(金) 16:07:02|
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官能の虜 <芙美子篇(本篇)>①

[2284] 官能の虜 <芙美子篇(本篇)>① 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:46
「フミちゃん。上の部屋で、また水漏れかなあ?」
という孝太郎の声に、芙美子は洗面所へ向かった。
「ほら、見にきてみ」
お気に入りのフリルのついたクリーム色のエプロンを外しながら孝太郎の指差す
天井を見上げるとボトボトに濡れていた。
「まあ、ほんと。困るわねえ」

父の教え子であった孝太郎と24歳で結婚して2ケ月、ようやく新しい生活にも
慣れてきたところだった。
「わたし、上の部屋の人に注意してくるわ」
と言って芙美子は玄関に向かった。代わりに行こうか、と申し出る孝太郎には
「孝太郎さんはお仕事で疲れているのだからゆっくりしていて」
と答えて部屋を後にした。ちょうど2週間ぐらい前にも今回と同じように、
水漏れを注意しに行ったところだった。確かあのときは、大学生ぐらいの気さくな感じの
青年が応対してくれたことを思い出していた。

「ごめんください。下の階の柏木ですが……」
呼び鈴を押して声をかけるとすぐにドアが開き、前回と同じ大学生ぐらいの青年が
顔を出した。ふわっとした茶髪のなかなかハンサムな青年で、水漏れの苦情を
申し出た自分に対して愛想よく応じてくれた。
「申し訳ありません。洗面所の水かなあ?」
と言って駆け込むとすぐにまた戻ってきた。
「水出しっぱなしで溢れていました。すみません」
今度からは気をつけて欲しい旨伝えて帰ろうとすると呼び止められた。
「今ちょうどアイスコーヒーを入れたところなんです。お詫びの代わりと思って
飲んで行ってください。お願いします」
と泣きそうな顔で懇願されて、芙美子は無下に断ることができなかった。

リビングに案内されると、そこには二人の男がソファーに腰掛けてアイスコーヒーを
飲んでいた。会釈されて、こちらからも会釈を返した。
「あっ、自己紹介がまだだったッスね。自分は成田省吾と言います。
こっちは兄の成田忍です」
省吾から紹介されて、やわらかそうなロン毛を後で束ねた男が頭を下げた。
やさしそうな目をした20代後半ぐらいの端正な顔立ちの青年だった。
「そしてこちらは兄の会社の先輩で桐島さんッス」
いかにも体育会系といった感じの短髪で40歳前後の男が目礼してきた。
「おくつろぎのところをお邪魔します。わたしは下の階の柏木芙美子と申します。」
「打ち合わせ後に一服していて気がつかなかったようで。弟がご迷惑をおかけし
申し訳ございません。ところで、フミコさんはどんな字を書くのですか?」
唐突に切り返されて芙美子は少し戸惑いながら返答した。
「『芙蓉のように美しい子』と書きます。名前負けで説明するのも恥ずかしいのですが」
「いやいや、全然そんなことありませんよ。名前に勝ってますよ。私と忍くんは
アパレル関係の仕事をしている関係上モデルの女の子たちをたくさん見ていますが、
あなたほど美しいくてスタイルのよい方にはめったに出会えませんよ」
と桐島が言いながら成田忍に同意を求めていた。忍は何度もうなずいて口を開いた。
「芙美子さんは何かスポーツをされているのですか?」
「中学まではクラシック・バレエを。高校では陸上部で走り高跳びをやっていました。
大学時代は時々体を動かす程度で、特に何もやっていません」
「ほほおー、なるほど。それでプロポーションが抜群なんですなあ」
と桐島が割って入ってきた。
いつの間に準備したのか、省吾が芙美子の分のアイスコーヒーを用意していた。
「どうぞ飲んでやってください」
芙美子の向かいに並んで坐っていた桐島と忍に促された。

ミルクとガムシロップを少量加えてから口にした。
まろやかな味わいの中にキリリと苦味のある、なかなかおいしいアイスコーヒーだ。
「今日は少しでもリラックスして帰ってくださいね」
と省吾が話しかけてきた。「芙美子さんは学生さんですか?」
「いいえ、主婦です」
「ええーっ」
と三人が同時に驚きの声を上げた。「ご結婚されているのですか?」
と忍。
「ええ。2ケ月前に……」
「へえー、それでは新婚さんですなあ」
桐島の瞳の奥が何か光ったような気がした。「それなら新婚生活でいろいろとお疲れ
でしょーなあ。忍くん、特技を披露したらどうや。こう見えても彼は、マッサージが
とてもうまいんですよ」
「芙美子さん、どうぞリラックスなさってください。私でよければご協力いたします」
と忍がやさしく声をかけてきた。

アイスコーヒーを飲み干した頃から、無性に暑くなったような気がしている。
というより、体の芯が熱を帯びたような感じだ。頭も少しボーッとしてきた。風邪か?
いやちがう。
「芙美子さん、立ち上がってあっちを向いていただけますか?
まず姿勢が崩れていないかを見るんです。ううーん。ちょっと失礼しますよ」
有無を言わさず芙美子を立たせると、忍は人差し指で背中の中心線を下から上に
辿っていった。体に電気が走ったような感覚に、芙美子は一瞬ビクッとした。
薄いピンクのタンクトップに白のデニムのタイトミニという、ボディのメリハリを
強調する服装が少し気にはなっていたが、彼らの紳士的な物腰に芙美子は油断していた。
「うーん、なかなか姿勢がいいですねえ。背中を全体にマッサージしていきますから
そのまま立っていてくださいね」
と忍に言われ、芙美子はそのまま直立の姿勢を維持した。体が熱く火照っている感じだ。
「しかし、芙美子さんはスタイルいいですねえ。ピンクのタンクトップがよく似合って
いますよ。モデルとかのご経験は? 失礼ですがおいくつですか?」
立ったまま背中をマッサージされている芙美子の横から桐島が話しかけてきた。
モデルの経験は無いことと、24歳であることを伝えた。
腰のあたりを揉まれて思わず「ああっ」と声を上げてしまった。意識がボーッとしてきた。
「失礼ついでで恐縮ですが、奥さんの体のサイズを教えていただけますか?
我々アパレル関係の仕事をしている者にとって、女性のスタイルに関する情報はとても
重要なもので。すみません。身長・体重とスリーサイズをできたら教えてください」
桐島の不躾な質問に対して芙美子は自分でも信じられなかったが、夢見心地気分で
正直に答えてしまっていた。
「168センチ、52キロ。上から91、56、89です」
「うっひょー、やっぱりスゴイッスねえ。バスト91でウエスト56ですか。
細いウエストにロケットおっぱいですよねエ。ちなみに何カップですか?」
スラリとしているが迫力の悩殺ボディに、思わず省吾が口走った。
芙美子は反射的に
「Fカップです」
と答えてしまった。
(続く)

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官能の虜 <孝太郎篇(プロローグ)>

[2283] 官能の虜 <孝太郎篇(プロローグ)> 角笛 投稿日:2007/07/28 (土) 14:43
食事を終えてうがいをしようと洗面所に立ったら床が濡れていた。
天井から水がポタリポタリと滴り落ちている。
「フミちゃん。上の部屋で、また水漏れかなあ?」
できるだけ不機嫌な声にならないよう努力しつつ妻を呼んだ。「ほら、見にきてみ」
食器の後片付けをしていた妻は、フリルのついたエプロンを外しながら寄って来た。
薄いピンク色のタンクトップに白のデニムのタイトミニ。美しい脚線に目がくらむ。
「まあ、ほんと。困るわねえ」

芙美子と結婚して2ケ月、ようやく新しい生活にも慣れてきた。
大学の恩師宅で初めて芙美子に会ったとき、ややはにかんだ笑顔の可愛いさに
ノックアウトされてしまった。スラリとした長身だが細く引き締まった体、
知性を感じさせる細い眉、大きくパッチリと開かれた切れ長の目、愛らしい口元、
ゆるやかにウェーブのかかった肩までの髪。
ほっそりと優美な姿態の彼女は、美貌と知性を合わせ持った究極の美人だった。
まさか恩師の娘と結婚することになるとは自分でも信じられなかったが、
芙美子が24歳のときに29歳で年貢を納めることとなった。

「わたし、上の部屋の人に注意してくるわ」
と言って芙美子は玄関に向かった。私が代わりに行こうか、と申し出たが、
「孝太郎さんはお仕事で疲れているのだからゆっくりしていて」
と制す彼女の言葉に甘え、リビングでくつろがせてもらうことにした。
そして、ニュースを見ているうちに居眠ってしまった。

ふと気がつくと、芙美子が出かけてから既に2時間が経過していた。
まだ部屋には戻っていない。ある種の胸騒ぎを覚えて私は玄関へ走った。
妙齢の妻をひとりで向かわせてしまったことを後悔した。
ワンフロアー駆け上がり、成田と表札のかかった部屋の前で呼吸を整えるとブザーを押した。
「こんばんは。下の柏木ですが、夜分恐れ入ります」
しばらく待つとドアが開き、成田と名乗る大学生ぐらいの男が顔を出した。
妻の訪問を確認すると、部屋の中に案内された。

リビングには飲みかけのアイスコーヒーらしきグラスが4個と皿に盛ったクッキーが
放置されていた。
寝室らしき隣の部屋からくぐもったような声と、何か甘酸っぱい香りが漂ってきた。
「驚かないでくださいね。どうぞ中へ」
通された寝室のベッドには裸の女と男がいた。女は一人、男は二人。
一人の男はベッドに仰向けに寝ており、全裸の女が騎乗位で腰を振っていた。
自分の立ち位置は女の背中側のため顔は見えないが、ウエストから腰にかけての
ラインが絶妙の美しさで、かなりの美人と想像ざせられた。
上下前後に揺すっている結合部が艶かしく光っている。
女が声にならないうめきをあげているのは、もう一人の男が仁王立ちの状態で
女の口を攻めているからだった。両手で頭を押さえ込みながら……。
男たちも女も汗だくであった。そして、銀杏を踏みつけたときに香る匂いと同じ
精液の臭いがたちこめていた。

「桐島さん。兄ちゃん。あのおー……」
案内してくれた青年が裸の男たちに声をかけると、目を閉じていた仰向けの男が口を開いた。
「ちょっと待て、今ええとこなんや。この女、よう締まるわ。逝きそうや」
40歳前後とおぼしき短髪の男は、騎乗の女の胸を下から揉み上げているようだった。
女の腰は激しく上下に動いていた。
「省吾、後にしてくれ。桐島さんも俺もいいところだからさ」
柔らかそうなロン毛を後で束ねた20代半ばの男が息を弾ませながら青年に答えた。
どうやら寝ている男が桐島で、仁王立ちの男が成田省吾の兄のようであった。
「いいかい。お口からこぼしたらだめだよ。一滴残らずね」
こちらからは女の後頭部しか見えないが、成田兄は女の頭をしっかり抱えて
腰を動かしていた。しばらくすると「うっ」とうめき声を上げ動きを止めた。
「しっかりお掃除して、ゴックンするんだよ。はい、ゴックン」
女の喉の鳴る音が聞こえたような気がした。
「わしも2発目発射やー」
桐島は雄叫びを上げた後、恍惚の表情を浮かべた。「おおっ、締まる締まる。
チン○をギューッ、ギューッと締め付けてきよるわ。うううー。
このねーちゃんのあそこは3発目を要求しとるでエー。たまらんなあ」
と桐島はうれしい悲鳴を上げている。膣の感触を確かめているようだった。
「省吾くんよ、なんぞ用か?」
と桐島は言った。
「えっ、ええ。こちら階下の柏木さんですわ。奥さん迎えに来はったんスよ」
と省吾が答える。女の後姿が一瞬ビクッとしたようだった。
「奥さん? 誰のことや? わしは知らんで」
と桐島が怪訝そうな顔をする。省吾が答える。
「その女ですわ」

成田兄が抱え込んでいた女の頭を解放したことで、女の髪型が見てとれた。
ゆるやかにウェーブのかかった肩までの黒い髪と赤いカチューシャ。
自分でも信じられない名前を私は独り言のようにつぶやいていた。
「芙美子?」
私のつぶやきに反応してゆっくりこちらに振り返る女の目はトロンとしていた。
唇の端から白濁する液体を垂らしながら苦しそうに口を開いた。
「あなた……」
騎乗位の女は芙美子だった……。

「おお、あんたの奥さんやったんか。それはすまんかったなあ。
そやけど、美人でスタイル抜群で、おまけにあそこも名器やし、最高やでー。
あんたがうらやましいわ」
と桐島がしきりに感心している。私はいったい何が起こっているのか判断に困り
戸惑っている。どういうことだ。何故芙美子がこの男たちと……。どうして?
桐島が騎乗位の芙美子を見上げながら言った。
「奥さん、旦那さんが迎えに来はったけど、どうする? やめて帰るか?
わしはどっちでもええけど、奥さんのあそこはしっかりチン○を咥え込んで放さへんし、
またカチンカチンになってしもたわ。ほんま、ええ締まりしとるなあ」
腰を突き上げながら桐島が芙美子に話しかけている。
「桐島さん、そら殺生ッスよ。自分はまだぶち込んでませんし、
兄ちゃんも口で1発逝っただけですし。桐島さんの話聞いてたら我慢できませんスよ。
スゴイ締まりなんスよねエ?」
と省吾が泣きそうな声で訴えていた。
「省吾くんよ、考え違いしたらあかんで。わしらは、奥さんの希望に沿って
協力しているだけや。奥さんがやりたいと思ったはることを手助けしてるだけや。
奥さんが帰りたいと言わはったら帰ってもらわなあかん。
飽くまでも奥さんが自発的に帰りたいと言わはったらやけどな……」
桐島が省吾に対して意味深なものの言い方をした。
「奥さんどうする? 旦那さんと一緒に帰るか?」

私は一連のやり取りをテレビでも見ているような気持ちで眺めていた。
桐島の上で腰を上下前後にゆすっている芙美子が私の方へ振り返った。
流すように見つめる濡れた瞳が何かを語ろうとしている。
躊躇しながらゆっくりと口を開いたようだった。
「あなた、ごめんなさい……。わたし……」

私は成田兄と省吾に玄関まで送られていた。
「柏木さん、すみません。奥さんをせっかく迎えに来てくださったのに。
あのとおり奥さんはまだやる気満タンのようなのでしばらくお預かりします。
桐島と省吾と3人で、奥さんには満足してもらえるよう出来る限りのサービスをもって
頑張りますから、どうか安心してください」
と言いながら成田兄が玄関のドアを開けた。
「くれぐれも言っときますけど警察とかに駆け込んでも無駄っスよ。
奥さんの意思表示見ましたよね。余計なことしたら、夫婦で恥かくだけッスよ。
明日までほんの少しのあいだ奥さんを借りるだけですから」
省吾はそう言うと私を廊下に押し出してドアを閉めた。
(孝太郎篇 終)

  1. 2012/09/21(金) 06:05:17|
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潜在意識12

[2338] 潜在意識12 未熟者 投稿日:2007/08/21 (火) 22:42
山田は団地の空き地に車を止めた。
宅地にされているが売れ残ったのだろう。
丈の長い草が生えている。
時計を見ると9時28分と表示されて
いる。
「まだ早いな」つぶやくと同時にFMラジオの
スイッチを入れた。
全く音は聞こえない。周波数の合ってないラジオ
の雑音さえもしない。
「何も聞こえないな」山田はスピーカーから何の
音も聞こえないことに一抹の不安を覚えた。
「気長に待つか」
山田は窓を少し開け、タバコに火をつけた。
タバコを吸い終えるとシートを倒して仰向け
になるとうとうととし、そのまま眠りこんだ。
「ブォーン」という音で目を覚ました。
車のデジタル時計は10時22分を表示している。
スピーカーから「ゴー」「ブォーン」と音がする。
「何の音だろう?」
山田は音の正体を探ろうと耳をそばだてた。
あまり大きな音ではないが鳴り続いている。
「ヒューン」という音とともに消えた。
「掃除機だ。スイッチ切ったときの音だ」
「そうか、掃除をしていたんだ」
山田は倒していたシートを戻しボリュームを
目一杯に上げた。
パタンとドアを閉める音が聞こえた。
パタパタとスリッパで歩く音がする。
音がだんだんと大きくなってきた。
「カチャ」ドアノブをまわす音がした。
今までの倍以上の音がするため
上げていたボリュームを下げた。
スリッパで歩く音やカチャカチャと
何かが当たっているような音がする。
「ブォーン」再び掃除機の音が今度
は轟音のように聞こえる。
「最初の掃除機の音は小さかった。ドアを閉める
音もそうだ。だんだんと大きくなっていった
スリッパの足音とギュギュと軋む音がしていたのは
階段を登る音だ」。
山田は音を聞きながら、推測を始めた。
「そうか、2階にあるのか」
「2階なら可能性は高いな」
15分ほど轟音は続いた。
ドアを閉めると音がして、
階段を下りる足音がした
後は、また静寂が戻ってきた。
「家の外でも結構いけるな」
山田は2週間前に自分住むマンションで
テストした。
マンションの駐車場から少し車を移動させ、
FMラジオの周波数を合わせて自分の部屋の
テレビの音を確認した。
54ミリ×85ミリ、厚さ6ミリ、
半径15メートルの会話に対応。
山田はネット販売で買った
小型発信機のテストに満足した。
翌日、山田はテストをした
小型発信機を持って出社した。
富士子は昼前に自費出版の
依頼者宅へ出かけた。
食事を終えた山田は
まだ誰も居ない職場に戻ると
富士子の机の下のダンボール箱の
原稿の下あたりに発信機を入れた。
富士子が発信機を見つけても、
自分が入れた証拠はない。
後はいつ富士子がダンボールを
持って帰るかだ。
山田は期待と富士子が発信機を
見つけはしないかという不安に
心臓が高鳴った。
(つづく)
  1. 2012/09/20(木) 20:48:01|
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潜在意識11

[2323] 潜在意識11 未熟者 投稿日:2007/08/10 (金) 22:41
「おはようございます」
富士子が皆に挨拶して出社してきた。
昨晩のチャットでの会話を思い出す。
「昨日はあれからオナニーしたのかな?」
「欲求が溜まってるのならいつでも相手するのに」
山田は椅子に座っている富士子の後ろ姿を見つめながら
心の中でつぶやいた。
「○○出版社の大森です」
あちこちの電話で会話が聞こえる中、山田
の耳には富士子の声だけが鮮明に聞こえる。
午後から自費出版の依頼者宅に校正紙を届ける
ようだ。
富士子はプリントアウトされた校正紙を持って
大型のコピー機があるコピー室に向かった。
山田はデザイン室に行き、表紙デザインを持って
部屋に帰ってきた。
部屋の入口そばにあるコピー室で大森が悪戦苦闘
していた。
「どうしたんですか」
「用紙が詰まってしまって、取れないの」
機械部分の蓋が開けられたコピー機を覗き込んだ
まま富士子は答えた。
パンツスーツを履いた尻が山田の目の前にある。
背中にはブラウス越しにブラジャーの線も見える。
山田はパンティーのラインがくっきりと出ている
尻から目が離せなっかた。
「私が見てみましょうか」
「すみません」
富士子は屈めていた体を伸ばし、振り向いた。
目の前の富士子と目があった。
山田は許されるならこのまま抱きしめたいと
思った。
「あった、あった」
山田は機械の奥に詰まってるコピー用紙
を見つけた。
破れて残らないように慎重に引き抜く。
富士子は時おり山田の横にしゃがんで様子
を伺う。
腕を奥に差し込むため山田は体を横向き
にすると、富士子の顔が目の前にあった。
「大丈夫?取れそう?」
富士子が心配そうに声をかける。
「取れました」
山田は蛇腹のように縮れたコピー紙の破片
を引き抜いた。
「ありがとう、山田さん」
富士子は山田に礼を言った。
「でも、どうしてなんです?これって自費
出版の校正紙ですよね。コピーなんて取らなく
ても製作へ言えば何枚でも持ってきますよ」
「そうなんだけど、最初の原稿はこうして取って
おかないと手直しなどでデータが残らないでしょ」
「大森さんはいつもこうして残してるんですか」
「全部じゃないけど、大口のお客さんのはね」
「凄い量になるでしょ。どこに保存してるんです?」
「発行後1年だけ保存してるの。机の下のダンボール箱
に入れて、ある程度たまったら家に持ってかえって保管
してるのよ」
「凄いな。出来上がってからのクレームって多いですからね」
「そうなのよね。そんなときのために取っておけば役に
立つかもしれないから」
富士子は再びコピーをとり始めた。
「へー、この箱ですか。たくさん入ってますね」
取り終えたコピーを箱に入れようとしたとき
山田が富士子の机に来て、下にあるダンボールの
箱のを覗き込んだ。
「そろそろ持って帰らないと」
富士子は箱の重さを確認するように手で揺すった。
「これだ」山田は閃いた。
(つづく)
  1. 2012/09/20(木) 16:46:22|
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潜在意識10

[2314] 潜在意識10 未熟者 投稿日:2007/08/05 (日) 23:15
富士子 女 自由な部分ってどういうことですか?
たかし 男 そうですね、例えば格好とかはどうでしょう?
たかし 男 ご主人と愛し合うときとは違うと思いますが?
富士子 女 そんなに違いはないと思いますが。
たかし 男 ご自分では気づいてないだけなのでは?
たかし 男 いく瞬間とか違いがあるのではないですか?
      どうです?
富士子は目を瞑って自分で慰めているときの姿を思い浮かべた。
山田の問いかけに答えるまでに少し間が空いた。
山田は富士子がその様子を思い浮かべてるのか、
答えに困っているのかじりじりとした気持ちで画面を
見据えていた。
富士子 女 そうですね。仰る通りです。
たかし 男 どのように違いますか?
富士子は返事を送るのにためらったが、チャット
だからと思い直し、文字を打ち込んだ。
富士子 女 自分でしていて達するときは腰が動いてます。
たかし 男 上下に腰が動いてるんですね。
富士子 女 そうです。
大森さんはオナニーしていて、いく瞬間には
腰が上下に動くのか。
山田はその姿を思い浮かべた。
たかし 男 ご主人とのときには感じていても動かさない
      のですね?
富士子 女 はい。
たかし 男 どうしてなんですか?
富士子 女 主人の前では恥ずかしいからです。
たかし 男 自制してるんですね。
富士子 女 はい。
たかし 男 富士子さんはセックスするときお子さん
      に聞こえないように声を抑えるだけでなく
      あらゆることを抑制していますね。
富士子 女 夫婦だからといっても全ては出せないですから。
たかし 男 夫婦だから遠慮するってことありますよね。
      時間も遅くなったきました。続きは明日、ここで
      ということでよろしいですか?
富士子 女 ほんとですね。もうこんな時間。では、明日
      来ますね。おやすみなさい。
たかし 男 おやすみなさい。
富士子はパソコンの電源を落とすと、就寝前の用を足すため
トイレに入った。
下着をずらし、便座に座り勢いよく放出する。膝で止まって
いる下着に目をやると、入浴後に履き替えたばかりなのに
割れ目の形どおりに染み跡がついていた。
山田は興奮していた。富士子の秘密を知って到底眠れる状態ではない。
お気に入りに登録しているアダルトのホームページを開いた。
沢山の女性の顔写真が並んでいる。
山田は若い女性ではなく、30歳以上の主婦を探した。
40代主婦B87W63H98さゆりとプロフィルが書かれて
いる女性の写真をクリックした。
90枚の写真が画面に並んだ。
山田は写真の女性と富士子を重ね合わせて見ていた。
「大森さんのケツもこんなにでかいんだろうな」
山田は自分で抜いて興奮は収まった。でも、なかなか
寝付けない。
「何か良い方法はないものか」
(つづく)
  1. 2012/09/20(木) 11:45:05|
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潜在意識9

[2299] 潜在意識9 未熟者 投稿日:2007/08/01 (水) 23:09
富士子はいくらチャットでのやり取りとはいえ
このまま質問に正直に答えて良いのかどうか
不安になりはじめた。
富士子 女 唐突で申し訳ありませんが、私
      退出したい思います。
たかし 男 質問が露骨過ぎましたか?
山田はあせった。
富士子 女 ある程度は覚悟してたといいますか、
      興味本位で質問されることは想像して
      いました。でもこれ以上は
たかし 男 待ってください。全て興味本位では
      ないといえば嘘になりますが、決して
      いい加減な気持ちではありません。
山田は富士子がそういうことで悩んでいる
ことに真剣に解決法を見出そうとしていたのである。
たかし 男 セックスに関することは友人でも、兄弟でも
      相談できるものではありませんよね。夫婦なら
      なおさら、聞けないし、言えないじゃないですか。
富士子 女 そうですね。
たかし 男 だから、こういう場所で本音を聞きだす。男なら
      人妻の本音を聞きたいという興味もあることは事実
      です。でも、私は誓ってそれだけではありません。
文字でならなんとでも言えるとも思うが、富士子は画面の文字から
誠実さを感じとっていた。
富士子 女 分りました。私も少し考え過ぎだったようです。
      お互いのことは分らないチャットだからこそ、普段
      話せないこと、聞けないことがオープンにできるんです
      よね。
富士子は文字だけの会話をする中で、チャットの本質を見失っていた
のだ。
たかし 男 その通りです。お互いどこの誰だかわからないのですから。
      では、本題に戻っていいですか?
富士子 女 はい。
たかし 男 ここまでお聞きして、恐らくご主人は周りの
      環境に配慮したセックスのために最後まで続かなく
      なってるのではないかと思います。
富士子 女 と言いますと?
たかし 男 男は女を悦ばせたいのです。我を忘れて悦ぶ様子
      を見たいのです。
富士子 女 声ですか?
たかし 男 それもあります。でも、それだけではありません。
富士子 女 例えばどんなことですか?
たかし 男 富士子さんオナニーしてますよね。
富士子は一瞬驚いた。
富士子 女 質問の意味が分りません。
たかし 男 分りやすく説明するための質問です。
たかし 男 答えにくいでしょうから、いいですよ。
      オナニーしてるときは富士子さんはあらゆる
      ものに対して自由な筈です。
富士子は休日の子供の居ない昼間に一人で慰めることがあった。
不意の来客や子供が帰ってきて慌てないように必ずドアの鍵を掛け
窓も閉めて、カーテンで外から見えないようにして行うので
ある。そのとき頭の中で発する言葉は決して夫には言えない
恥ずかしい言葉なのだ。言葉だけではなく、その姿も夫の前では
でるようなものではない。富士子はたかしの言う意味がなんとなく
分ってきた。
富士子 女 仰るとおりです。でも、それは
誰にも見られてないからです。
大森さん、オナニーしてるんだ。会社で見てるあの大森さんが
オナニーしてるんだ。
山田は実際に富士子のその痴態を見たよう興奮に包まれた。
たかし 男 そうですね。だから自由なんです。その自由な
      部分の一部をご主人に見せれば、途中で終わる
      ことは無くなると思います。
よし、いいぞ。大森さんのオナニーの様子が全て聞きだせる。
山田は思い通りに会話が進み、現実では聞くことなど到底できない、
富士子の秘め事を少しづつ聞き出し始めた。
(つづく)
  1. 2012/09/20(木) 06:44:16|
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潜在意識8

[2296] 潜在意識8 未熟者 投稿日:2007/07/31 (火) 22:35
たかし 男 グラマーなんですね。サイズ的には魅力的
      な方のようですね。
富士子 女 魅力的なのかどうか?
たかし 男 ご主人はいつからそうなり
      始めたのですか?
富士子 女 約1年前です
たかし 男 富士子さんは何が原因だとお思いですか。
富士子 女 最初は疲れているのだと思ってました。
たかし 男 今は違うのですね。
富士子 女 はい
たかし 男 今は何が原因と思いますか?
富士子 女 私に原因があると思ってます。
たかし 男 富士子さんに原因?
たかしは富士子を自由に抱ける富士子の夫を
羨ましいと思っている。
たかし 男 とても魅力的な富士子さんのどこに
      原因があると思うのですか?
たかしは引き締まった足首と大きく膨らんだふくらはぎ
たっぷりと肉の付いた太ももや大きく横に張り出している
富士子の尻を思い浮かべた。
「あんないい体をだけるのに」
富士子 女 魅力的ではないですよ。私
たかしはつい、第三者の立場を忘れて、日ごろ抱いてる
富士子への想いを伝えたくなる。
たかし 男 マンネリですかね?
富士子 女 マグロなのかもしれません。私。
たかし 男 そんな言葉知ってるんですね。
富士子 女 以前にここのチャットで教えてもらいました。
たかし 男 少し踏み込んだ質問しますがいいですか?
富士子 女 はい
たかし 男 富士子さんはご主人のものを舐めたりはして
      ますか?
富士子 女 いつもではありませんが、します。
たかし 男 ご主人の愛撫で十分に濡れてますか?
たかしは富士子とだんなのセックスを想像していた。
富士子 女 はい。
たかし 男 お子さんは何歳ですか?
富士子は子どもの質問になったことに少しためらった。
たかしも唐突な質問だったと思い、尋ねた理由を説明した。
たかし 男 お子さんを含めて、周りの環境といいますか、
      色々と気を遣ったりされてると思うのですが。
富士子 女 そうですね。子どもたちは上が中学1年生、
下が5年生ですから。
たかし 男 なるほど、あまり声も出せないですね。
(つづく)
  1. 2012/09/19(水) 20:43:08|
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潜在意識7

[2268] 潜在意識7 未熟者 投稿日:2007/07/24 (火) 00:03
山田は会社から帰宅すると、いつものように
ビールと弁当で夕食を済ませ、風呂に入った。
「まだ、8時過ぎかよ」
風呂上りのビールを飲みながら、約束の時間を
じりじりとした想いで待っていた。
 昼間会社で富士子を見たとき、山田自身の
感覚はいつもと違うと感じた。
富士子はには分らないが、自分と富士子は
例えチャットの中とはいえ、繋がっている
という思いに包まれていた。
 10時になって山田はパソコンのスイッチを
入れ、富士子に教えたチャットを開いた。40室
ある部屋には2人しか待機者は居ない。
たかし 男 47 既婚 富士子さんここです。
待機メッセージを入れて11時が来るの待った。
富士子 女 入室されました。
富士子が入室した11時を10分ほど過ぎた
頃だった。
たかし 男 こんばんは
富士子 女 こんばんは
たかし 男 来てくれたんですね。ありがとう。
富士子 女 約束しましたから。
山田の心臓は高鳴っていた。キーを打つ指もなぜか
ぎこちない。
たかし 男 こういうチャットの約束を守る人なんて
      珍しいですよ。
富士子 女 そうなんですか。でも約束は約束ですから。
山田は富士子の真剣な気持ちにある種の興奮を覚えた。
「チャットの会話なんて皆適当なこと言ってるのに、大森
さんはチャットをしたことがないから、真剣に捉えてるんだ」
そのことが、山田を興奮させる理由なのだ。
たかし 男 ところで、昨日のあのチャットは悩みを相談
      したり、打ち明けるチャットで、主にレスで
      悩む人が集まる場所だったんですが、富士子さん
      の悩みって何ですか?
富士子 女 はい、そうですね。私の場合、完全にそうなってる
      訳ではないのですが
たかし 男 そうなってる訳ではない。と言いますと?
富士子 女 これから先そうなるのかなと心配で
富士子と夫の秘め事を聞きだせると思った瞬間
山田の肉棒が硬くなった。
たかし 男 富士子さん、露骨な質問になりますが
      いいですか?
富士子 女 はい
たかし 男 レスまでにはなっていない。つまり、だんなさん
      とはセックスはしてるのですね?
富士子 女 してると言いますか、でも、途中までなので
たかし 男 なるほど。それは富士子さんのほうなのか、
      だんなさんのほうなのか、続けることが出来なく
      なるのはどちらですか?
富士子 女 主人のほうです
たかしは男が途中で立たなくなる原因を自分にあてはめて
考えた。そして、面と向かっては決して聞けない富士子の
プライベートな部分を質問しようと考えた。
たかし 男 失礼ですが、富士子さんの体つきって痩せ型、
      それともポッチャリ型のどちらですか?
富士子 女 痩せてはいません。
たかし 男 念のため、失礼だとは思いますが、3サイズ
      教えてもらないでしょうか?
富士子 女 それが関係するんですか?
山田はまずいと思ったが、冷静を保ち、質問した理由を
説明した。
富士子 女 中年になって痩せてるとみすぼらしいって
      分るような気がします。なるほど。
富士子 女 上から86、66、93
すげー、93もあるのか。いいケツしてるもんな。
山田はあらためて富士子のスリーサイズを聞いて
納得した。
「よっし、いいぞ、大森さん。どんどん質問するからね」
山田は心の中で呟いた。
(つづく)
  1. 2012/09/19(水) 16:41:53|
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潜在意識6

[2260] 潜在意識6 未熟者 投稿日:2007/07/22 (日) 15:35
長く投稿できませんでした。長期の出張だったもので、すみません。厳しいお叱りもあるようで。

では続きです。

2時間程で全ての資料が見つかり、富士子たちは職場
へ戻った。
資料探しで時間が潰れたため、
富士子は退社時間を2時間過ぎて帰宅した。
富士子より1時間早く退社した山田は、
部屋に入るなりパソコンのスイッチを入れた。
たかし 男 47 既婚 噂を聞いてここへ来た人。初めての方
歓迎。お互いの悩みを話しあいませんか。
昨日と同じメッセージで待つことにした。
富士子はいつも通り無事1日を終えたことを
一隆にメールした。
子ども部屋の扉からは光が漏れていないことを確認
すると一階のリビングに降りた。
昨日と同じチャットのページを開く。
既に待機者で一杯になっていた。
富士子は昨日のチャット相手である
中年おやじの名前を探したが無かった。
「居ないわ」
相変わらず他のメッセージは露骨なものが
多く、入る気になれない。さっとメッセージ
を目で追っていると、
たかし 男 47 既婚 噂を聞いてここへ来た人。初めての方
歓迎。お互いの悩みを話しあいませんか。
というメッセージに目がとまった。ソフトなメッセージで
2回目ということもあって富士子は昨日ほど
緊張もせず入室した。
山田は昨日のようにテレビを見ながら
時間をつぶしていた。
冷蔵庫からビールを取り出し、パソコン
の前に座わると入室状態になっていた。
富士子 女 入室されました。
山田は入室者の名前を見て一気に興奮した。
「大森さんか?」
相手の顔は見えないチャットの世界。偶然で
同じ名前だけなのかもしれない。
山田には確信があったが、名前だけでは断定
できない。
頭の中では冷静になろうと思っても、心臓が
激しく鼓動を打つ。
たかし 男 こんばんは
富士子 女 こんばんは
たかし 男 47歳既婚です。よろしくお願いします。
富士子 女 こちらこそよろしくお願いします。
たかし 男 失礼ですが、何歳の方でしょう。よろしければ
      お教えください。
山田はこれまでに何度も相手の年齢を確認することはあったが、
今日ほど緊張して確認したのは初めてだ。
富士子 女 42歳です。
「間違いない」山田は確信を持ったが、まだ決定打ではない。
早く本人であるか確認したい衝動にかられるが、相手に不信感
を抱かせて、退室されると二度と会話できなくなる。
たかし 男 既婚の方ですよね?
富士子 女 既婚です。
たかし 男 だんなさんとか、お子さんは大丈夫ですか?
山田は一つひとつ確信に迫っていく。
富士子 女 子どもは寝てます。夫は単身赴任中で、居ません
      から大丈夫です。
山田は確信した。名前、年、単身赴任。
「大森さんだ」
途端に山田の肉棒が硬くなった。
顔は見えないがその分お互いの本音や
うまくいけば普段、決して口にはできない
言葉や話を聞きだすことができるからだ。
山田はそれでも100パーセントの確証を得る
ため次々と質問した。
専業主婦ではなく、今は派遣として会社勤め
してることまで突き止めた。
よし、この質問で確定だ。
たかし 男 よろしければどんな仕事をされているのか、
      職種だけでも教えてもらえないでしょうか?
富士子 女 出版の仕事です。
山田の頭に富士子の姿が浮かんだ。
相手が富士子であることが確実に
なった途端、山田はさらに緊張した。
2日前にコピー室に忘れていた校正紙を
富士子から手渡されるとき、富士子のもう一方
の手に握られていたメモ書きを見て、山田は
必ず富士子はここに来ると予感していた。
その予感は的中し、富士子に自分の存在を
知られずにチャットをしているのである。
いつもなら平気で下ネタの話題に持ち込む
山田だが今日は相手が富士子だけにいつもの
ようにいかない。
富士子には自分が同じ職場にいる山田だと
いうことは絶対に分らないと思っていても、
無意識のうちに顔を合わせて会話している
気持ちになる。
1時間ほどのチャットでの会話はほとんどが
お互いの趣味の話や音楽、映画などごく普通の
会話だけで終わってしまった。
だが、山田は明日も富士子とチャットで話す
約束はとりつけていた。
「やったー、大森さんをゲットしたぞ」
チャットを終えた山田はチャットの中だけ
ではあるが富士子を射止めた気持ちになって
いた。明日の夜11時に山田が指定した別の
チャットで待ち合わせしたことが山田にとって
最高の喜びだった。

(つづく)

  1. 2012/09/19(水) 11:39:48|
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私のミスから②

[2262] 私のミスから② 条件 投稿日:2007/07/22 (日) 20:55
レスありがとうございます。
私と妻は結婚して2年目になり、妻は26歳です。
その妻が、会社のオヤジ達にやられていると思うと悔しくて悔しくて、
仕方ありませんでした。
使用状況には、イニシャル、装備状況、発射位置、回数などが書かれており、
装備状況欄には帽子(コンドーム)か生と書かれ、発射位置は顔、胸、腹、
尻、中とあり、圧倒的に生の中が多く記載されており、
生の中出しをされていることが解りました。
私は妻と結婚してから一度も生ではしたことがありません。
妻に固く、まだ駄目と言われていました。
悶々とした状況の中、1ヶ月がたち帰宅を許され我が家に帰ると、
妻は笑顔で出迎えてくれました。
久しぶりに見る妻は、今までと変わりませんでしたが、
明らかに女として充実しているせいか、凄く綺麗に見え、
時折やらしさも感じました。
妻にこの1ヶ月間を聞くと、私がいないことで暇で暇で困っていること、
最近は近所の奥様と過ごす時間が増えたと話してくれました。
その夜に、私は妻に久しぶりにHでもしない?と尋ねると体調悪いから、
ご免なさいと言われてしまい、会社からも妻に私を拒むように言われている事が解りました。
  1. 2012/09/19(水) 06:47:51|
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私のミスから

[2243] 私のミスから 条件 投稿日:2007/07/21 (土) 12:24
文章が読みづらいと思いますが書かせてください。
私は、ある取引で失敗してしまい会社に多大な迷惑をかけてしまい、
その穴埋めとして出された条件は、妻を貸し出す事でした。
私には、その条件を飲むしかなく承諾しました。
期間は、半年間でその間の私は単身赴任で出先の会社に出向する形になり、
遠い場所への出向のため、1ヶ月に1回だけ帰宅することを許されました。
会社からの条件で、半年間は妻とsexをしないこと。
妻は、会社の共有物だと念を押されました。
私の会社のメールに、共有物使用状況というメールが来るようになり、
1日ごとの妻の使用状況が送られてくるようになりました。
後で、話を聞くと私が単身赴任でいなくなり、その寂しさを利用して家に入り込み、
関係を迫り肉体関係を結んでからは、妻は言いなりになっていったそうです。
こうして私の妻は会社の共有物となり、私は寝取られ男になってしまいました。
  1. 2012/09/18(火) 20:06:40|
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目覚めれば…④

[2233] 目覚めれば…④ 鬼頭聖書 投稿日:2007/07/20 (金) 22:42
僕の目の前でサンドイッチファックで犯される由香里…


祐司と健司が打ち込みを止めると…


『嫌ぁ~突いてぇ…もっと突いてぇ…オメコもケツ穴も…ぶっといチンポで壊してぇ~』と腰を振ります…

『奥さん堕ちたねぇ~どこに出して欲しいんや?』

祐司か下から突き上げながら言います…


『オメコに…由香里のオメコにチンポ汁出して下さい…』


『ケツ穴はいらんのか?』
健司がアナルを激しく犯しながら聞くと…


『ケツ穴…ケツ穴にもチンポ汁出して下さい…』


二人は由香里の穴の事など容赦無しにチンポを激しくぶち込み…

『逝くッ!』『逝くッ!』
同時に由香里の体内にザーメンを放ちました…

由香里は痙攣しながら失神してしまいました…
二人がチンポを抜くと…
オメコとアナルから大量のザーメンが垂れ流れてきました…



『由香里、起きろッ!』

失神していた由香里を起こす祐司…



『二人のチンポ綺麗にしてや』
そう言われて由香里は二人のチンポを口掃除を始めました…


ジュポジュポ…ブチュブチュ…


チンポが綺麗になる頃には再び勃起してくる巨大な肉杭2本…


『由香里、旦那さんがチンポ大きくしてるから飲んでやれ』

祐司に命令され由香里は僕のチンポをシャブり始めました…

『アッ…』
僕は逝ってしまいました…

『社長さん早すぎるわぁ~由香里、大きくして上に乗ったれ』


由香里は再びシャブり勃起させると騎乗位で腰を使い始めました…

  1. 2012/09/18(火) 16:43:12|
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目覚めれば…③

[2231] 目覚めれば…③ 鬼頭聖書 投稿日:2007/07/20 (金) 22:14
祐司の腰使いに潮を吹きながら逝き続ける由香里…

先ほどの強気な表情は消え、目は虚ろに股間からはオメコ汁が垂れ流れていた…

祐司は打ち込みのピッチを上げる…
バスッバスッ…ビチュビチュ…
『由香里、子宮に2発目ぶっかけたるでぇ~逝くッ!』
巨大な肉杭を由香里のオメコに深く打ち込むと子宮にザーメンを放った…


全身を痙攣させ逝き続ける由香里…


『あ~ッ…とりあえずチンポ落ち着いたわ。しかし由香里のオメコは気持ちええわぁ~ヒダヒダが絡み付いてくるし…健司、由香里を肉便所に調教するからな!』 


『マジでぇ~?社長気の毒やけど奥さん祐司の奴隷になるでぇ~』


『健司、由香里のケツの穴にもぶち込んだれや!』

祐司に言われ健司は由香里の手首と足首を紐で縛りM字に開いた状態にして、由香里を前に倒し… 



『奥さん…これからケツの穴で逝かせてやるからな』言いながら缶コーヒーくらい太いチンポを由香里のアナルにあてがいました…



『嫌ぁ~そこは止めてぇ~』

健司は由香里の言葉を無視してカリを肛門に埋めました…


『ぎゃぁー痛い痛い…止めてぇ~』


健司はかまわずチンポを根元まで埋め込んで…

『おぉ~ぅ…やっぱりケツ穴は最高やなぁ~奥さんこれからが、お楽しみやで!ガンガンぶち込んだるからな!』

苦痛にもがく由香里を無視してチンポを打ち込みます…


『社長さんも苦しいでしょう。』
祐司が僕のズボンとパンツを脱がせました…


『健司見てみぃ~社長さん自分の嫁さんがケツ穴にチンポぶち込まれて勃起してるでぇ~』


ギシッギシッ…
由香里のアナルを犯す健司…


『そろそろ1発目逝くでぇ~』
そう言って打ち込みを早めます…
ギシッギシッギシッ…

『逝くッ』
健司は由香里のアナルにザーメンを放ちました…


由香里は何の抵抗もしません…


『よっしゃ!2発目行くでぇ~』
逝ったばかりなのに続けてアナルを犯す健司…
やがて…
『アンッアンッ…』
由香里がアナルで感じ始めました…

『奥さん、ケツ穴でも感じ始めたかぁ~すぐ逝かしたるからなぁ~』

パンパンパンパン…
激しくチンポを打ち込む健司…

『あぁぁ…いいッ…もっと~もっと突いてぇ~』


由香里が肉便所奴隷に堕ちた瞬間でした…


『また逝くッ』
健司はアナルに2発目のザーメンを放ちました…


由香里は肩で息をしながら痙攣しています…


『もぅ1発出したろ!』
再び健司がアナルを犯し始めると…


『俺も犯らせろやぁ~』
祐司が勃起した肉杭を由香里の下に潜り込み、ぶち込みました…



『あぁぁ~壊れるぅ~でも逝くぅ~止めないでぇ~』

サンドイッチで由香里が犯されるのを見て、僕は床にザーメンを放ちました…

  1. 2012/09/18(火) 11:06:20|
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目覚めれば…②

[2223] 目覚めれば…② 鬼頭聖書 投稿日:2007/07/20 (金) 10:39
ソファーに座りながらチンポを扱いている祐司と健司…


『さぁ~てと…健司、下の店に行って紐探して来て。それからバイトの子に社長が臨時休業するって言うて店閉めてきて。その間、俺は奥さんが言う事きくように躾しとくわ』


『おぅ!あんまりキツイ躾したらオメコ使い物にならんようになるでぇ~ハハハァ~』
笑いながら健司は店に降りて行きました。 


祐司はーブルの下で、まだ痙攣している由香里の側に行き、子供がオシッコをする格好で抱き上げソファーに座らせて…


『奥さん気持ち良かったやろ?おとなしくしてたら、またコイツぶち込んだるからな』萎える事なく勃起している巨大な肉杭を扱いて話します。 


『あなた達、こんな事して、ただで済むと思っているの!警察に連絡してやるから!』
由香里が祐司を睨み付けます…


『うるさいわッ!この淫乱ババァが』
由香里が殴られる…そう思った瞬間…

祐司はM字に開かせ座らせていた由香里のオメコに巨大な肉杭を打ち込みました…


『あぁぁ…嫌ぁ…』
由香里は巨大な肉杭から与えられる快感を必死で拒もうとしますが…


バスッバスッ…バスッバスッ…

容赦なく祐司はチンポを打ち込みながら…

『おとなしくしてたら、2、3日で出て行くつもりやったのに…こんだけ反抗するんやったら、とことん肉便所に調教したるわッ!どないや?こないしたらタマランやろッ』
そう言って打ち込みを止めて腰をゆっくり円を描くように動かします…


『アッ…アッ…あぁぁ…逝くッ…』
ブシュ…ブシュ…
潮を吹きながら由香里は絶頂に達しました…


祐司はなおも腰をゆっくり動かします…
『奥さん、カリが子宮を擦るから気持ちええやろぅ?』 
由香里が痙攣して達し続けるのを見ながら腰をゆっくり動かします…


『持って来たでぇ~アッ!あ~ぁぁ~これやられたら奥さんアカンわぁ~社長、奥さんもぅ祐司のチンポ無しではアカンようになるでぇ~』
健司が諦め顔で言いました。 

  1. 2012/09/18(火) 06:45:28|
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目覚めれば…

[2192] 目覚めれば… 鬼頭聖書 投稿日:2007/07/19 (木) 09:49
どれくらい眠らされたのだろう…?
動かない体で時計に目をやる…午前4時過ぎ…


少しずつ頭がハッキリしてくると、女のヨガる声と乾いた音が耳に入ってきた…

パンパン…パンパン…

『あぁぁぁ…嫌ぁ~止めてぇ~』

テーブルに手をつき、脚を開かされ、バックから肉杭を打ち込まれている由香里が目に入ってきた。 


『奥さん、嫌がってるわりにはチンポ締め付けてくるやないか!ほんまは気持ちええんやろッ!』

『ほんまやッ!えらい感じて健司のチンポ、オメコ汁で光ってるやんけ!俺も早よブチ込みたいわぁ~』


どす黒く勃起した肉杭を扱きながら、由香里の乳首を捻り上げる…


意識がハッキリして現状が理解できた。 
二人の青年は、健司と祐司で僕の経営するコンビニの大学生のバイトだ! 
親元を離れているので、昨夜食事を食べさせてやるために、うちに呼んだのだ。 

『健司そろそろ代われや!俺もう我慢汁出まくりやわッ』

『そうやな!ほんなら俺シャブってもらうわッ』

そう言って由香里のオメコからチンポを抜くと…


『奥さん今までオメコ気持ち良くさせてやったチンポ綺麗にしてやッ』
そう言いながら由香里の鼻を摘み開いた口にチンポを突っ込み、由香里の頭を掴み腰を前後に振り始めた…

『ほんなら俺も奥さんのオメコ味見しよかぁ~』
祐司は、パックリ開いたオメコにカリをあてがいイッキに根元まで収めた…


『ん…あぁぁぁ~壊れるぅ~止めて突かんといてぇ~あぁぁぁ~』

『奥さん口離したらアカンやん!祐司のチンポ知ったら他のチンポでは満足出来ひんようになるでぇ~』

バスッバスッ…
祐司は容赦なく肉杭を打ち込みます…


健司のチンポは缶コーヒーくらいあります…
祐司のチンポは健司より長くカリが異常に大きく、僕のチンポとは比べものになりません。 


由香里のオメコからはオメコ汁がとめどなく流れ、太ももにまで垂れていました…


『あっ!社長起きましたぁ~奥さん頂いてますよ。奥さん好き者ですねぇ~犯されてるのにチンポ離しませんよ!』

バスッ…バスッ…

祐司の巨大な肉杭を打ち込まれながら由香里は…


『あぁぁ…逝く逝く逝くぅ~』
全身を震わせ絶頂に達しました…
ビシャビシャ…ジャァ~
由香里は快感の余り失禁してしまいました…


『そろそろ俺逝くわッ!奥さんどこに出して欲しい?』
バスッバスッバスッ…
肉杭を打ち込みながら祐司が言います…
由香里は痙攣したままです。 


『答えへんかったらオメコの中に出すでぇ?』
バスッバスッバスッバスッ…
巨大な肉杭を打ち込むピッチが早くなると…

『逝くッ』
そう言ってチンポを奥深く打ち込み、尻をすぼめオメコの奥深く子宮にザーメンを放ちました…


『あぁぁぁ…熱い…嫌ぁ~中は嫌ぁ~』
由香里が中出しに気づきました…
祐司は、最後の一滴まで出し終えると…

『健司、代わろか!お前も中に出したれや!』
そう言ってチンポを抜きました…
散々、祐司の巨大な肉杭を打ち込まれたオメコはポッカリと開き、ザーメンが逆流してきました。 


『お前のあとは緩いからなぁ~』
そう言いながら健司もチンポを突っ込みます…


パンパン…パンパン…
健司も容赦なく肉杭を突っ込み、ザーメンを出すためだけのピストンが続けられます…


『んぐっ…んぐっ…』

今まで自分の中に入っていま巨大な肉杭に口奉仕させられながら…
オメコに快感を与えられる由香里…


『逝くッ』
健司も由香里のオメコの奥深く子宮にザーメンを放ちました…


健司が由香里から離れると膝から由香里が崩れ落ちました…
オメコからは二人分のザーメンが床に垂れ落ちました…


祐司と健司はソファーに座り、出したにもかかわらず勃起したチンポを扱きながら…


『やっぱり熟女は最高やなッ!チンポ勃たんようになるまで犯りまくらしてもらおかぁ~』
『そやなぁ~社長しばらく店は休んでもらいますよ~健司、次はお前ケツの穴にブチ込んだれや!俺はオメコ壊れるまでブチ込んだるから』

不気味に笑いながらチンポを扱く二人がいました…


続く
  1. 2012/09/17(月) 20:43:59|
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珠代への罠⑬

[2321] 珠代への罠⑬ のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 18:07
自宅に到着したのは深夜2時前であった。ダイニングテーブルに、「先に寝る」との夫、浩介の走り書きが置いてある。静まり返った自宅で、珠代はまっすぐ浴室に行き、服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。
適温のお湯を存分に浴び、今夜の出来事を洗い流そうと努める。しかし体はまだ興奮していた。たくましい二人の男によって導かれたその快楽が、簡単に忘れ去られるはずがなかった。
帰りのタクシーの中、珠代は後部座席で社長の右手に散々いじめぬかれた。社長はスカートの中に手を突っ込み、パンティーのすそからまだ存分に潤っていた珠代の秘所に指を挿入した。珠代は社長によりかかるように、ただそれに耐えるしかなかった。いや、耐えるというよりも、珠代は存分に悶えることで、自らその状況を楽しんでいたとも言えた。確実に運転手に気づかれるほど、珠代は車内で喘ぎ声を出し続けた。

シャワーを浴びながら、珠代は混乱していた。斉藤の家の出来事のせいではない。タクシーの中で、帰り際に社長に言われたセリフが、珠代を困惑の境地に追い込んでいたのだ。
「奥さん、あの夜のことを覚えていますか?」
タクシーの中で社長は珠代の秘所の潤いを指で楽しみながら、そう聞いた。
「いやっ・・・」
珠代はそうこたえるしかなかった。
「あの夜、私たち、ご主人に見られていましたよ」
さりげなく耳元でささやいた社長のその一言に、珠代は閉じていた目を開け、社長を見つめた。
「な、なんですって・・・・・」
「ご主人、ふすま越しに私たちのことを見てました。私、ご主人と目があったんですよ」
「・・・・・・」
「しかし、ご主人自身があの状況を楽しんでいらっしゃるようだった。ですから私も更に続けたんです」
「そ、そんなことって・・・。うそです、うそですわ・・・・」
「では、ご主人に聞いてごらんになるがいいです」
社長はそういいながら、珠代の両胸を最後までもみしだいた。
夫、浩介に覗かれていた・・・・・・。そんなことが本当のはずはない。あの夜以降、浩介に何も変わった様子はない。自分を責めるような態度も全く示していない。社長が更に私を混乱させようとしているだけだろう。そうに違いない。
珠代は必死にそう言い聞かせながら、シャワーを浴び続けた。しかし、1つだけ気になることがあった。あの日から、夜、浩介が自分を求めてくる頻度が増えたような気がしていたのだ。週末でもないのに、自分を執拗に求めてくることなんて、それまでにはほとんどなかったことだった。
しかし、それがあの夜のことと関係があるのだろうか。珠代にはその考えを必死に否定した。
シャワーを止めると、ボディソープを体中に伸ばし、珠代は丁寧に自らの裸体を洗い始めた。丹念に秘所を洗うのだが、やはりまだ今夜の感触は残っている。夫以外の二人の男の肉棒を迎え入れたそこは、依然興奮しているようだった。珠代は余計な考えは捨て去り、体をきれいにすることだけに集中した。

そのときだった。
突然折りたたみ式の浴室のドアが開く音がしたと思うと、珠代は背後からしっかりと抱きしめられた。
「きゃっ」
全裸の浩介だった。
「遅かったね」
浩介はそういうと、珠代の両胸を乱暴につかむと、激しくもみしだいた。酒の匂いがした。寝るとのメモがあったが、酔って帰ったばかりだったのだろうか。
「あなた・・・」
浩介は何も言わず、背後から珠代の全身に手を伸ばした。そして、腰をつかむと後ろに突き出させ、両足を力づくで開いた。
「いやっ!」
浴室で性交をしたことなど、ここ何年もなかった。しかも今日の浩介はまるでレイピストのように、言葉少なく、荒々しく、珠代に襲い掛かってくる。
無意識に珠代は右手を後ろに伸ばした。既に浩介は勃起していた。不動産屋の社長、そして斉藤のものと比較すれば、かなり見劣りのするものであることに、珠代は改めて気づいたが、それでも硬くなった男の象徴であることにかわりはなかった。
浩介は強引に珠代の足を開き、一気にその肉棒を珠代に挿入した。
「ああんっ!」
珠代が思わず声をあげた。
浩介は最初から激しく動いた。いつものように一気に自分だけ頂点に達しようと、乱暴に腰を動かし続けた。しかしその夜の余韻が十分に裸体に残っていた珠代は、そんな浩介の動きにも反応してしまった。
「ああんっ! あなたっ!」
浩介が自らの腰を激しく珠代にうちつける。
「はあんっ、いいっ!」
「どうだ、珠代! いいのか!」
挑発的なトーンで浩介が聞く。湯気が立ちこめる狭い浴室内が、裸の男女の吐息であふれかえる。くもった鏡に手をつきながら、珠代は歓喜の声をあげる。
「もっと! ああんっ! もっと!」
珠代は自らその尻を浩介に突き出した。
「ほら、どうだっ!」
「ああっ!」
浩介が指を珠代の口に伸ばす。珠代は目を閉じ、喘ぎながら、その指を口に含む。
珠代の腰をしっかりとつかみ、更に激しく浩介が動く。
「ああんっ、すごいっ!」
「いくぞっ!」
あっけなく浩介は果てようとしていたが、珠代もまた、一気に頂点に上り詰めていた。
「イクっ! わたしもイクっ!」
「珠代!」
「ああんっ! イッちゃう!」
「ああっ!」
浩介はそういうと、一気にその限界に達した。肉棒を抜き去ると、珠代の腰に大量のスペルマを飛び散らせた。珠代は尻を突き出したまま、一気に快感の極地に達したことに少し戸惑いながら、荒い呼吸を続けた。

そのときまた、珠代は社長のセリフを思い出した。夫に自分が他の男と性交する現場を見られた。珠代はそれについて冷静に考えることができなかった。夫は制止することなく、それを見続けたという。そんなことがあるのか。きっと、きっと時間が解決してくれる。珠代はただそう願うだけであった。しかしその一方で、珠代自身の体が一度知ってしまった性の悦びは、時間がたっても忘れ去ることはできないことが、珠代にはわかっていた。



次作「森の中の欲望」に続く。
  1. 2012/09/17(月) 16:51:53|
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珠代への罠⑫

[2320] 珠代への罠⑫ のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 17:56
二人の男は珠代をまたベッドの上にあげた。
「さあ、奥さん、やめないで」
社長は珠代をベッドの上で四つんばいにさせるとフェラチオを要求した。珠代は自らその太い肉棒に唇を近づけ、激しく舐めた。
「社長、そろそろぼくはいきますよ」
そう言う斉藤に
「どうぞ、どうぞ。奥さんももう1回行きたがってるようですし」
と社長は答えた。
斉藤は後背位から珠代をゆっくりと貫いた。
「はあんっ!」
思わず社長の肉棒を口からはきだし、珠代が叫んだ。
斉藤はもはや耐え切れないのか、最初から激しく腰を動かしはじめた。両手をついた珠代は弓なりになり、歓喜の声でこたえる。
「ああっ! ああんっ! ああんっ! ああっ!」
「どうですか! 珠代さん」
「いいっ!・・・・・ああっ、いいのっ!」
もう珠代も拒絶の姿勢は示さなかった。ただ本能に素直に従う一匹の牝と化していた。
珠代は形のいいヒップを自分から突き出しながら、喘ぎ続ける。
「珠代さん、いきますよ!」
「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」
斉藤の腰の動きにあわせ、珠代の嬌声が響く。
「珠代さん!」
背中じゅうに汗を流す斉藤が、珠代に背後からおおいかぶさりながら、腰を激しくうちつける。余分な贅肉のない、筋肉質の斉藤の体が、抜群のプロポーションの持ち主である35歳の人妻を犯し続ける。顔をベッドにうずめ、くびれた腰、そして尻を高々とあげながら、珠代は斉藤のものを迎え入れた。しなやかな指でシーツを激しくつかんでいる。
「はあっ! はあんっ!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「珠代さん、もう!」
斉藤が叫びながら、これ以上ないほどの激しさで動いた。そして珠代は二度目の絶頂に達した。
「ああっ! イクっ! イクのっ!!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「イって、イってください!」
「イクっ! イッちゃう! ・・・はあんっ!!」
珠代がそう叫ぶと同時に。
「ああっ!!」
と斉藤も叫び、肉棒を珠代から引き抜いた。そして珠代の尻に大量のスペルマを放出した。

ベッドにヒップを高々ともちあげたまま、うつぶせになって放心状態の珠代を、社長は軽々と持ち上げ、あおむけにした。
「奥さん、わたしもいただきますよ」
抵抗もしない珠代の足を大きく広げ、足首を肩にのせると、その肉棒を珠代に突き刺した。
「ああんっ!」
生きかえったかのように珠代が叫ぶ。
社長はベッドに手をつくと、下半身をゆっくりと動かしはじめた。まるでのの字を書くように、ゆっくりと腰をまわしながら動かしている。
「奥さん、ずっとほしかったんじゃないですか、これが」
社長は珠代の耳元でささやきながら。腰の動きをやめようとはしない。
「これはたまらん。奥さん、そんなに締め付けちゃいかんですよ」
社長は野卑な笑みをうかべながら、珠代をいじめ抜く。
「どうですか、ご主人とは違うでしょ、奥さん」
「・・・・・はあっ・・・・・ああっ・・・・・」
珠代は何も答えたくはなかったのだが、社長の動きにあわせ、どうしても喘ぎ声が漏れてしまう。
「もっと奥まで入れますよ」
社長は更に腰を奥深くまで進め、少しずつピストン運動を早めていった。
「ああんっ・・・・・ああっ・・・・・だめっ・・・ああっ、だめですっ・・・・・」
「感じてるんじゃないですか、奥さん」
「いやっ・・・・、いやっ・・・・」
珠代の反応も次第に激しくなっていった。拒絶の言葉とは裏腹に、両手を社長の背中にまわし、自ら抱きしめるような格好になった。体は嘘をつけないことを示すこの珠代の仕草は、社長を存分に興奮させた。
「ほしかったでしょう、これが。あの夜からずっと」
社長はささやきながら、腰の動きを早めていく。
「あんっ・・・・・ああんっ!」
「こうされることを想像してたんじゃないですか、毎日?」
「・・・・いやっ!・・・・・・はあんっ!」
「あのときみたいに乱れていいんですよ」
「ああんっ・・・・・・・はあんっ、だめっ!」
珠代の嬌声が甲高いものに変わっていく。
「奥さん、どうですか!?」
「ああっ! だめっ!」
あの夜、初めて本当の男を知ったときの悦びを、珠代はまた思い出していた。
もうそれ以上、体に嘘をつくことはできなかった。
「・・・・してっ! もっと、激しくしてっ!」
喘ぎながら珠代がとうとう社長にそう要求した。本当のセックスを知った珠代は、もう後戻りするなんてことはしなかった。更なる快感を求めて、無我夢中で社長を受け入れた。
「奥さん、いきますよ!」
社長はそう告げると、一気に頂点にたどり着こうと、腰を激しく打ち付けていった。
しっかりと濡れた淫唇に肉棒が往復する音が寝室に響く。珠代の体は明らかに悦びで満たされていた。
「あっ! あっ! あっ!」
社長を見つめながら、珠代が首をふった。
社長は珠代の唇を乱暴に吸う。本能に支配された珠代も激しくそれにこたえる。
「ああんっ! だめっ! だめっ!」
「奥さん、奥さん!」
「はあっ! ・・・・はあんっ!」
「奥さん、ああ、もう!」
社長の背中から汗が流れる。激しく腰を前後させ、珠代の愛液をベッド上に飛散させた。珠代はまたも快楽のステージに向かった。
「だめっ! イクっ! イクっ!」
「奥さん!」
「ああっ! イクっ! イッちゃうっ!」
「ああっ!」
社長はそう叫び、肉棒を慌てて抜き去った。そしてそれを珠代の顔の上に運び、そこで放出した。
珠代の顔に夫以外の精液が降り注いだ。珠代は達した表情で目を閉じたまま、口を半開きにし、舌を淫らにのばして、その白い液体をいつまでも求めつづけた。
  1. 2012/09/17(月) 11:51:18|
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珠代への罠⑪

[2281] 珠代への罠⑪ のりのり 投稿日:2007/07/27 (金) 19:32
斉藤は珠代を軽々と持ち上げると、自分のほうに向かせ、自らにまたがせた。そして、自らの背中を鏡に向けた。斉藤にまたがる珠代が鏡を見つめることになった。
「いや・・・・・」
珠代はそうつぶやきながらも鏡の中をしっかりと見た。斉藤をしっかりと抱きしめてる自分がいた。薄いピンクのマニキュアが施された細長い指が斉藤の背中をはいまわっている。
「珠代さん、また入れますよ」
斉藤はそう言うと、珠代を持ち上げ、自らの肉棒を一気に珠代の秘所に挿入した。その巨大なものを、濡れそぼった珠代はいとも簡単に根元までのみこんだ。
「ああんっ!」
珠代が喘ぎ声というよりも叫び声に近い声を出した。
「さあ、珠代さん、鏡を見ながら、動いてください」
斉藤にそう促されると、ゆっくりと珠代はくびれた腰を前後に動かし始めた。斉藤の背中に両手をまわしながら、下半身の動きは少しずつ激しくなっていく。
「あんっ! あんっ! あんっ!」
ああ、この人のものがしっかりと入っている。なんてエッチな光景なの・・・・
鏡を見つめながら、珠代はそう感じ、更に興奮していった。
斉藤は珠代の胸に手をのばし、下からやさしくそれをいじめた。珠代は自らの手をその斉藤の手の上に重ね合わせ、更なる愛撫を求めた。
「ああんっ! ああんっ!」
前後左右、そして上下。珠代の腰の動きは、それを見るだけでいってしまいそうなくらい、なまめかしいものだった。
「はあんっ! ああっ! はあっ! あんっ!」
珠代は本能に従うままに、悶え続ける。斉藤は体を少しずらすと、上半身を倒し、ベッドからはみ出ないような位置に完全に横たわった。珠代には斉藤にまたがった自分の姿が見えた。
「いやっ・・・・こんなの・・・・・・」
「珠代さん、これがあなたの本当の姿です。さあ、動いて」
限界までの時間をかせぐ自信を感じ取ったのか、斉藤は余裕をもったトーンで珠代に言った。両手で珠代の白いももをさすっている。珠代は斉藤の厚い胸板に両手を置くと、また動き始めた。腰の動きがしっかりと鏡に映る。珠代は鏡の中の二人の密着する陰部を見つづけた。
「あんっ! あんっ! わたし、もうっ!!」
「珠代さん!」
筋肉質の斉藤の体に汗が光る。その上にまたがり、妖しく動き続ける自分の姿は、まるで昔見たことがあるアダルトビデオのワンシーンのようであった。その淫らな自分の姿に、珠代は興奮を増していった。
「珠代さん、すごいですよ」
珠代の淫らな腰の動きに、耐えかねたように斉藤の声がもれる。珠代は斉藤の胸板に置いていた手を動かし、今度は斉藤の両手をしっかりと握った。背中をピンと伸ばし、珠代は腰の部分だけを前後に動かした。
「あっ! あっ! あっ! あっ!」
目を閉じ、背中をそらし、なまめかしく珠代は自らのくびれた腰を斉藤の上で動かしながら、再び頂点に達しようとしていた。
そのときだった。
背後から突然両手がのび、荒々しく珠代の両胸をつかんだ。

「ああんっ!」
珠代が目を開けて振り向くと、そこにはいつのまにか全裸の社長がいた。
「奥さん、お楽しみのようですね」
「はあんっ・・・・・・いやっ!・・・・」
既に絶頂が近い珠代には激しく抵抗する力は残っていなかった。社長が登場した驚きよりも、珠代には今の快楽を味わいつくすことに懸命であった。
「奥さん、3人でするのもいいもんですよ」
社長はそういいながら、両手で背後から珠代の胸をあらあらしくもみ、珠代の首筋に激しくキスを始めた。そして既に天空にむかってそそりたつ自慢の一物を、珠代の背中に押し付けた。
「いやっ・・・・・・・やめてください・・・・・・・ああんっ・・・・・」
言葉とは裏腹に、胸を揉む社長の手に、珠代は自分の手を重ねた。ごつごつとしたその男の手に、珠代は自分の体をもっと汚してもらいたかった。珠代には3人でプレイしたことなど勿論なかった。性に関する豊富とはいえない知識で、そうしたプレイを楽しむ人間がいることは知っていたが、まさか自分がそこに参加することは想像だにしていなかった。鏡にうつる全裸の男女3人を見つめるうちに、興奮度が急速に増していった。
「社長、もっといじめてやってください」
下にいる斉藤が、珠代の腰を両手で前後に動かしながら、社長に指示を出した。社長が珠代の乳首をつまみ、うなじに舌を這わせる。
「はあんっ! あんっ!」
珠代はもはやこの官能の世界から逃げ出すことはできなかった。珠代にふと浩介の顔が浮かぶ。
あなた、仕方ないのよ。こうするしかないのよ、わたしは・・・。珠代は必死に自分に言い聞かせた。
「さあ、奥さん、お口があいてますよ」
社長はそういうと、その巨大な肉棒を珠代の口の前に持っていった。珠代は腰を動かし、喘ぎ声を出しつづけながらも、社長のいちもつに手をそえた。無意識に舌をのばし、先端から舐め始める。そしてそれをいとおしそうに口に含むとゆっくりと奥までのみこんでいった。そして斉藤の手を借りながらも、自ら腰を前後、上下、そして円を描くように淫らに動かし続けた。背中をそらし、激しく動く細くくびれた腰は、35歳の成熟した女のそれだった。
「ああ、珠代さん」
斉藤は耐え切れないようにそう呼びかけながら、また上半身を起こし、珠代を抱きしめた。そして珠代の乳首周辺を舐め始めた。
「あっ・・・・」
珠代が社長の肉棒を口から出し、喘ぎ声を漏らす。社長はまた珠代の背後にまわると、ぴったりと珠代にくっつくように座り、手を後ろからいやらしくのばした。珠代は斉藤と社長にサンドイッチされるような状態となった。男性二人に密着され、珠代の官能はまた別の次元へと向かいつつあった。
「・・・はあんっ・・・・ああっ・・・」
耐えようとするも、もはや悶える声をやめることはできない。

斉藤と社長はしばらくその状態で珠代をいじめた後、珠代をベッドからおろし、鏡台前の狭いスペースに立たせた。そして立ったままで社長のそそり立つ巨大な肉棒をくわえさせた。前にお辞儀をするような格好になった珠代は自然とヒップを後ろに突き出す形になる。
「さあ、珠代さん。足を開いて」
斉藤に促され、珠代の足がゆっくりと開かれる。牝鹿のようなしなやかな足が伸び、その根元に珠代の潤った泉がしっかりと確認できた。斉藤はゆっくりとそこに自らのものを挿入していった。
「はあんっ!」
斉藤が珠代の美尻をつかんで動き出すと、社長のものを含む珠代の口から、妖しい声が漏れ始めた。
「はあんっ・・・・はあっ・・・・ああんっ・・・・」
喘ぎ声を防ぐためなのか、珠代は必死に社長のものに奉仕した。激しく舌を動かし、その巨大な肉棒をほおばった。それはあの夜から毎日、珠代が夢想していたものであった。一匹の牝に2匹の野獣が荒々しく群がっている光景。珠代はそれをしっかりと鏡の中にとらえることができた。
斉藤の表情が次第に険しくなり、限界が近づいていることを示した。社長は手を伸ばし、珠代の胸をまさぐり続けている。珠代の喘ぎ声もより激しいものになっていた。
「ああっ! ああんっ!!」
「ああ、珠代さん、いきそうですよ」
「あんっ! あんっ!」
斉藤は突然自らのものを珠代から抜き去った。べっとりと濡れた肉棒が淫靡な光を放っている。
  1. 2012/09/17(月) 06:50:45|
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珠代への罠⑩

[2280] 珠代への罠⑩ のりのり 投稿日:2007/07/27 (金) 19:30
「ちょうど10分ですな、今」
汗だくの全裸の珠代が肩で息をしながら、寝たまま動かなくなったのを見て、社長が微笑みながらそういった。
「では私の勝ち、でしょうか」
斉藤が汗を手の甲で拭いながら、社長に聞く。
「あなたの勝ちですよ。ご自由にしてください、奥さんのことを」
社長はそういうと、自らも顔の汗を拭った。
「斉藤さん、どうぞ、じっくりとお楽しみください。私は居間にいます。もし必要となればよんでくださいよ」
そういい残した社長は、椅子から立ち上がり、寝室から出て行った。
寝室にはベッドの上の全裸の二人だけが残された。
「珠代さん、よかったですか」
斉藤は珠代の横にいき、手を握りながら優しく声をかけた。そしてわずかに開いたままの唇に、自らの唇を重ねた。珠代はまだ荒い呼吸で、放心状態のようだった。斉藤は「珠代さん、次は僕がいく番です。いいですね」と言いながら、珠代をうつぶせにした。
「・・・あかりを、あかりを消してください」
珠代はうつぶせにされつつも、斉藤に懇願した。
「駄目ですよ。せっかくの美しいお顔が拝見できなくなってしまう」
斉藤はそういいながら、うつぶせの珠代のひざをたて、丸々としたヒップを持ち上げ、再度秘所に舌を持っていった。
「ああっ・・・・・・」
珠代の喘ぎ声がまた漏れ始めた。尻をくねくねと動かしながら、枕に顔を押し付けて悶えている。斉藤の舌は珠代の濡れそぼった秘所を這い回りながら、やがてその攻撃をクリトリスに集中し始めた。突起部分を舌先でやさしく転がしたかと思えば、時にはそれに乱暴に吸い付き、いやらしい音を響かせた。
「ああっ・・・・・駄目、そんなこと・・・・・」
「またイカせてあげますよ、珠代さん」
「いやんっ!・・・・・こんな格好・・・・・・」
珠代は弱々しくなおも抵抗の言葉を口にする。斉藤は丸みをおびたヒップ全体を撫で回しながら、舌であふれ出る愛液を楽しんでいるかのようだ。
「珠代さん、約束は約束です。勝負は私の勝ちでした。今日は楽しませてもらいますよ」
斉藤はそういうと、珠代の背後からしっかりと抱きかかえ、両胸にゆっくりと手を伸ばした。
「ああっ・・・」
乳首を責められ、珠代からたまらず喘ぎ声が漏れた。もはや戻ることはできない。そしてこれ以上自らの欲望に嘘をつくこともできなかった。
「珠代さん、どうですか、ここは」
斉藤が冷静に、さわるかさわらないかの微妙なタッチで乳首に触れながら、首筋に舌を這わせる。
「わたし・・・・わたしはそんな女じゃありません・・・・・・」
珠代は必死に抵抗のセリフを告げようとした。しかし、体はもはや抵抗をみせず、斉藤のなすがままになっていた。くねくねと淫らに背中、腰、尻が動いている。まるでこれから始まることを期待するかのように。
「わかってます、珠代さん。あなたはそんな女じゃない」
斉藤はそういいながら珠代のほおにキスをする。背後からたくましい腕で抱かれ、珠代はもう逃げられないことはわかっていた。
「もう、好きに・・・、好きになさって・・・・」
珠代はよがり声をあげながら、どうにでもなれといったトーンで、そう口にした。しかしそれは斉藤に好きにしてほしいという、牝としての本性から出てしまった言葉でもあった。

「滅茶苦茶にしますよ、あなたを」
斉藤はそういって、背後から今度は荒々しく両胸をもみながら、首、耳の後ろに吸い付いた。硬直した肉棒が、珠代のヒップをつつき、その感触を確かに珠代に伝える。
「好きに、・・・・・・好きにして・・・・・・・・。ああっ・・・・・」
喘ぎながら、珠代が懇願する。
そして、崩壊してしまった自分を認めつつ、耐え切れずに本音を口にした。
「・・・・・お願い・・・・早く・・・・早くして・・・・」
「何をですか?」
斉藤が余裕を持った表情で珠代に聞き返す。
「・・・・・、これを、・・・・これを・・・・入れるの・・・・・」
珠代は後ろ手で、その太い肉棒をしっかりと握り締めていた。
もはや珠代は我慢ができなかった。斉藤のこの硬くたくましいもので、自らを満たして欲しかった。
斉藤は珠代の態度に興奮度が高まったのか、無言のまま、自らのものをつかむと、珠代の尻をいやらしいポーズで後ろに突き出させ、背後からゆっくりと挿入していった。とうとうその硬く巨大なものが、珠代の中に入っていった。

「ああんっ!」
珠代の歓喜の声が響く。
大きい。こんなもの、初めて。こんなのでどうされてしまうのかしら、私。珠代はそう感じていた。
官能の度合いが高まった珠代は、中に入った斉藤のものをしっかりと締め付けた。
「ああっ、珠代さん。すごく締め付けられますよ」
「いやっ・・・・・」
「珠代さん、いきますよ」
そう言いながら、斉藤は腰をゆっくりと前後に動かし始めた、両手でしっかりと珠代の細い腰をつかんでいる。肉棒の先端そして奥。少しずつその往復を激しくさせながら、時には円をえがくように、珠代の腰を動かし始めた。
「ああんっ!!」
珠代はそう叫びながら、顔を上げ、両手をしっかりとベッドに立てた。全裸の珠代の首に、銀のネックレスだけが淫靡に揺れている。背中をそらしながら、珠代は斉藤の動きに併せ、自らヒップをまわし、突き出す仕草を見せた。まさに激しく男を求める牝犬の姿であった。恥らう35歳の主婦の姿がここまで豹変するとは、斉藤にも驚きであった。斉藤の動きが増す。
「どうですか、珠代さん」
「ああんっ・・・・いいっ・・・・もっと・・・・、もっと激しくしてっ!・・・・・」
次第に珠代の嬌声が大きくなる。
「珠代さん!」
「あんっ! あんっ!」
斉藤の動きに合わせ、高らかな珠代の声が部屋に満ちる。
斉藤は自らの限界を感じ、その激しい動きをいったんやめた。
「珠代さん、初めてですよ、あなたのような女性は」
そう本音を漏らすと、斉藤は肉棒をゆっくりと抜きさり、珠代を後ろから抱きかかえ、自らはベッドの端に座り、珠代を自分の上に乗せた。

「珠代さん、さあ、見て御覧なさい」
二人の姿は、先ほどまで社長が座っていた大きな鏡台のミラーにはっきりと映し出されていた。全裸の珠代を後ろから斉藤が抱きかかえ、わきの下から伸ばした両手で、珠代の両胸をゆっくりともみ始める姿があらわになっていた。
「いやっ」
珠代は咄嗟に視線をそらした。それまでの決して豊富とはいえない性体験の中で、鏡に映し出しながら性行為をしたことなど、珠代にはほとんどなかった。
「恥ずかしがらなくていいんです。さあ、しっかりと見て」
斉藤は強引に珠代の顔を動かし、正面の鏡をしっかりと見させた。
「興奮しますよ、さあ」
斉藤は右手を珠代の秘所にまでのばし、ゆっくりと指で濡れ具合を確かめた。
「ほら、こんなだ」
斉藤は珠代の乳首、そしてクリトリスに刺激を与えながら、背後から珠代にやさしくキスをする。目を閉じたままの珠代は、また快楽への道を登り始めたことがはっきりとわかる表情をしていた。喘ぎ声をあげながら、後ろに首をまわし、斉藤のキスに答える。
「ああっ・・・・・はあっん・・・・・・・」
「さあ、珠代さん、私たちがそこにいますよ」
珠代は恥ずかしげに目を細めながら、恍惚の表情で鏡を見つめた。かつて見たことがない自分の姿がそこにあった。たくましい斉藤の両腕で犯されている自分の体を見て、珠代の興奮度は一気に高まった。もう鏡から目をそらすことはできなかった。
「ああんっ・・・・ああっ・・・・・」
珠代はしっかりと鏡の中を見続けながら、斉藤にもたれかかるように身を預け、体を密着させた。そして、右手を後ろにまわし、先ほどから背中で感じ取っていた斉藤の巨大な肉棒をしっかりとにぎりしめた。珠代はもはや待ちきれないのか、無意識のうちに、その手を激しく上下に動かし始めた。
「珠代さん、いけませんよ、そんなことをしちゃ」
珠代は、鏡に映る斉藤の表情を確認しながら、手の動きを早めた。斉藤のその表情に、珠代自身が興奮した。クリトリスからGスポットへ。斉藤の指の攻めは次第に激しくなり、珠代の愛液がとめどなくあふれ出てきた。
「ああんっ!・・・・ああっ・・・・」
「どうですか、珠代さん、気持ちいいですか」
呼吸の荒くなってきた斉藤が訊く。
「早く・・・・・早くまた入れて・・・・斉藤さん・・・・あっ! あっ!」
鏡の中の全裸の二人が繰り出すその淫らな光景に、珠代はおかしくなりそうであった。
  1. 2012/09/16(日) 20:48:54|
  2. 珠代への罠
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